朝刊:2019/06/17

ダウは反落の17ドル安。ゴールドは小幅高。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに下落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=108円50銭~60銭で取引を終えた。その後の調整も108円30銭台までにとどまり、午後に入って再びのドル買いで108円50銭台まで上昇して週の取引を終えている。朝方のドル買い円売りは米小売売上高の強めの結果を好感したもの。総合の数字は予想よりも若干弱めも、前回値が大幅な上方修正となっており、そこからの比較で出る今回の数字も見た目よりも強いとの認識が広がった。また月ごとの変動が激しい自動車を除いたコアは前回値の上方修正に加えて、予想よりも強めに出ており、かなりの強い数字という印象に。この数字を受けて、来週18日、19日に開催される米FOMCでの利下げ期待が後退。もともと据え置きが大勢であったが、据え置き見通しがもう一段支えられる形になり、ドル買い円売りにつながった。

NYダウ

米株式相場は反落した。ダウ工業株30種平均は前日比17ドル16セント(0.1%)安の26089ドル61セントで終えた。中国景気の先行き不透明感が一段と強まり、投資家心理が悪化した。年後半の需要回復に対する期待が後退した半導体関連株が軒並み売られたのも相場の重荷だった。一時100ドル超の下げとなり、ダウ平均はその後プラス圏を回復。引けにかけての売りでマイナス圏で週の取引を終えているが、ほぼ木曜日の終値水準。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が17.16ドル安の26089.61ドル、ナスダック総合指数が40.47安の7796.66、S&P500が4.66安の2886.98。ダウ採用銘柄では、ダウインクが朝から弱く3.4%安。シスコシステムズが2.5%安と全体を押し下げる展開に。ホームデポが1.7%高と堅調。なお上下ともに変化が1%にとどかず、様子見ムードを広げる様子もない。ファング関連ではフェイスブックが2%を超える上昇を見せた。エヌビディアは逆に2%を超える下落。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が0.6~0.9ドル高、中心限月の8月限が0.8ドル高、銀が8.9~8.3セント安、中心限月の7月限が8.9セント安。金8月限は小幅続伸。時間外取引では、地政学的リスクや中国経済に対してのリスクから欧州時間の取引開始とともにまとまった買いが入り、大幅高となり、1360ドル超えとなった。2月20日の高値1361.5ドルをわずかに上抜き、1362.2ドルまで上値を伸ばし、同限月としては昨年5月以来の高値をつけた。しかし米小売売上高が強気の数字と解釈され、ドルが堅調な展開となると、日中取引の序盤で上げ幅を縮小。前半から中盤は1350ドル台で堅調に推移した。終盤にかかる午後の取引ではドルが対ユーロで堅調に推移、米債券市場では10年債の利回りが前半の取引で2.11%まで上昇したことから利食い売り先行ムードとなり、一時、小安くなるまで上げ幅を削る展開となった。引け前に買いが優勢となり、かろうじてプラスサイドを維持して引けた。米経済指標を受けて過度な米景気減速への懸念が後退し、外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇した。ドルの代替資産とされる金には利益確定目的の売りが優勢になった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の7月物は前日比0.23ドル高の1バレル52.51ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.23ドル高。その他の限月は0.04ドル安~0.23ドル高。前日13日はホルムズ海峡付近のオマーン湾でタンカー2隻が攻撃を受け、供給懸念が強まり、大幅高となったが、14日は時間外取引から方向性を欠き、小安くなる場面があった。米小売り売上高の発表後、ドル高となったことや、米株の下落が足かせとなった。後半から終盤の取引では地政学的リスクへの警戒感は根強く、小幅高で推移。石油掘削サービス大手ベイカーフューズが発表した週間稼働リグ(掘削装置)が減少したことにも支援され、小高く引けた。期近7月限はニューヨーク時間の午後2時頃に52.98ドルまで上昇したが53ドル超えができず、上げ幅を縮小した。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月が大幅続伸。終値の前営業日比は4.25セント安~11.00セント高。中心限月の7月限は11.00セント高の453.00セント。大豆は出来高の薄い先限以外が大幅続伸。終値の前営業日比は先限3本が6.00セント安だが、それ以外が0.75~8.75セント高。中心限月の7月限は8.75セント高の896.75セント。米コーンベルトで今週末から来週明けにかけて低温降雨になると予測されていることで、作付及び生育が停滞し、生産量予測がさらに引き下げられるとの懸念が広がるなか買い優勢となった。中心限月の5月限は457.25セントまで上昇して一代の高値を更新。その後も値を大きく落とすことなく、2けたの上げ幅を維持して高値に近い水準で取引を終えた。


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