朝刊:2019/06/18

ダウは小反発の22ドル高。ゴールドは小反落。オイルは三日ぶりの反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小反発し、前週末の終値に比べ05銭円高・ドル安の1ドル=108円45銭~55銭で終えた。予想より悪い米経済指標を受け円買い・ドル売りが優勢になった。ただ、米株式相場が上昇し、低金利で投資資金の調達通貨とされる円の上値は限られた。序盤はドル売りが先行したものの、売りが一巡するとドル買い戻しが出るなど方向感のない展開が見られた。市場では明日からのFOMCに注目が集まっている。市場は利下げ期待を高める中、FRBは何らかのアクションを見せるものと期待されている。今回のFOMCでは利下げは見送られるものと見られているが、今回はFOMCメンバーの金利見通しなども公表され、その中で年内の利下げを示唆して来るものと見られているようだ。一方で、市場は過度に利下げを織り込んでいる節もあり、先週末に発表された米小売売上高や鉱工業生産の結果が底堅い米経済を示したことから、市場の期待ほどFRBは利下げ期待を強めてはこないとの見方も出ている模様。CMEのFEDウォッチでは年内2回か3回以上の利下げで織り込む動きが出ている。FOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)がどちらに傾くか注目されるところではある。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小反発し、前週末比22ドル92セント(0.1%)高の26112ドル53セントと5月6日以来の高値で終えた。18~19日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、早期の米利下げ期待が相場を支えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が48.36高の7845.02、S&P500が2.69高の2889.67。先週まで2週連続のリバウンド相場で、週明けの市場は買戻しの動きも一服。しかし、IT・ハイテク株への買いが強まり、ダウ平均も底堅い動きが続いた。市場は明日からのFOMCに注目を集めている。市場では利下げ期待が高まっており、それが株式市場を押し上げた。今回のFOMCでは利下げは見送られると見られているが、今回はFOMCメンバーの金利見通しなども公表されることから、年内の利下げを示唆して来るものと見られている。ただ、市場は過度に利下げを織り込んでいる節もあり、その点においては調整の動きも見られているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は反発。終値の前日比は、金が1.9~1.4ドル安、中心限月の8月限が1.6ドル安、銀が2.4~3.2セント高、中心限月の7月限が2.6セント高。金8月限は反落。時間外取引では、米中の貿易摩擦に対する懸念などが下支えとなったが、ユーロの戻りが売られたことを受けて軟調となった。日中取引では、ニューヨーク連銀製造業景況指数の低下を受けて押し目を買われたが、ユーロの上値の重さを受けて上げ一服となった。18~19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容を見極めたいとの雰囲気が強く、持ち高調整を目的とした売りがやや優勢となった。銀7月限は、ニューヨーク連銀製造業景況指数の低下や金の下げ一服を受けて反発した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が3営業日ぶりに反落した。WTIで期近の7月物は前週末比0.58ドル安の1バレル51.93ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.60~0.58ドル安。その他の限月は0.65~0.14ドル安。来週のG20首脳会議を控えて、米中貿易摩擦の悪化が警戒されている。米国は中国との首脳会談に前向きだが、中国側はまだ態度を明らかにしておらず、米中首脳会談がなければ通商合意もないため、米国は中国からの輸入品に対する関税を強化する見通し。6月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は-8.6と、景気判断の分岐点であるゼロを下回り2016年以来の低水準となった。統計開始以来の最大の落ち込み幅を記録した。ただ、本指数の低下には米国の対メキシコ関税の警戒感が強く現れており、一時的な現象であるとみられている。18~19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が行われることは模様眺めにつながっている。来月以降の米利下げ観測が根強い。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月が続伸。終値の前営業日比は1.00セント安~6.25セント高。中心限月の12月限は5.00セント高の468.50セント。新穀12月限を含む期近7本が一代高値を更新。大豆は6.00~16.25セント高。中心限月の11月限は16.00セント高の939.50セント。米コーンベルトでの低温雨天を受けた作付及び生育遅れ懸念が強材料視された。中心限月の12月限は一代の高値となる473.00セントまで上昇。ただ、上値警戒感から買い修正の動きが広がり、一時は高値から9セント近く値を落とし、その後、買い戻されたが470セント台には届かずに取引を終えた。中心限月の12月限は、468.00セントで取引を開始したが、米コーンベルトで週末に雨が発生したうえ気温が平年を下回ったことで作付及び生育遅れ懸念を高めるなか買われて上昇。アジアの時間帯を通して469.50~472.75セントのレンジ内で高下するなか徐々に下値を切り上げ、欧州の時間帯を迎えると473.00セントと一代の高値に達した。


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