朝刊:2019/06/21

ダウは過去最高値まで75ドル届かずの前日249ドル高。ゴールドは急反発。オイルも大幅に反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続伸し、前日比80銭円高・ドル安の1ドル=107円25銭~35銭で取引を終えた。米・イランの対立激化で中東の地政学リスクが高まり、運用リスクの回避時に買われやすい円の買いを促した。前日のFOMCを受けて市場は早期利下げ期待を加速させており、米10年債利回りが心理的節目の2%を下回る中、ドル売りが強まっている状況。前日のFOMCを受けて一部からは7月利下げの声も強まっており、0.5%の大幅利下げとの声まで出て来ている。特にパウエルFRB議長の会見での「多くのFOMCメンバーが利下げの見方を適切と考えている」との発言は、利下げ期待を高めている市場にとっては耳障りの良い内容だったようだ。そのほか、円高の動きもドル円を圧迫。イラン情勢が緊迫化しており地政学リスクが意識されている。イランの革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡上空で米国無人偵察機を撃墜したことで緊張が高まっている。トランプ大統領はツイッターで「イランは非常に大きな間違いを犯した」とツイートしていたが、軍事行動への警戒も出ており、緊張感が走っている模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比249ドル高の26753ドルと昨年10月に付けた過去最高値にあと75ドルあまりに迫った。19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて強まった早期の米利下げ観測による買いが続いた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が64.02高の8051.34、S&P500が27.72高の2954.18。前日のFOMCを受けて市場は早期利下げ期待を高めており、株式市場は買いが続いている。一部からは7月利下げの声も強まっており、0.5%の大幅利下げとの声まで出て来ている。特にパウエルFRB議長の会見での発言は、市場が聞きたかった内容だったようだ。ダウ平均は寄り付きから買いが優勢となり、一時257ドル高まで上昇する場面も見られた。ただ、寄り付きの買いが一巡すると、直ぐに戻り売りに押される展開も見られていた。イランの革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡上空で米国無人偵察機を撃墜とのニュースが流れており緊張が高まっている。これに関してトランプ大統領はツイッターで「イランは非常に大きな間違いを犯した」とツイートしていたが、軍事行動への警戒も出ており、株式市場にも緊張感が出ていた模様。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は急反発。終値の前日比は、金が41.1~48.3ドル高、中心限月の8月限が48.1ドル高、銀が52.1~53.6セント高、中心限月の7月限が53.4セント高。金8月限は急反発。時間外取引では、米国債の利回り低下によるドル安を受けて急伸し、2018年4月以来の高値1397.7ドルを付けた。買い一巡後は上げ一服となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、イラン情勢に対する懸念も支援要因となって堅調となった。外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先とされる金が買われた面もあった。中東リスクへの警戒感も実物資産の裏付けがある金先物の買いを誘った。銀7月限は、ドル安や金堅調を受けて3月27日以来の高値1552.0セントを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は大幅に反発した。WTIで期近の7月物は前日比2.89ドル(5.4%)高の1バレル56.65ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が2.89~3.10ドル高。その他の限月は0.85~3.10ドル高。イランの精鋭である革命防衛隊が米国の無人偵察機RQ-4グローバルホークを撃墜したことで、米国とイランの対立が一段と深刻化しており、中東情勢に対する懸念が強まった。イランは無人偵察機が同国南部ホルモズガン州の上空に侵入したと述べている一方で、米国はホルムズ海峡の国際空域を飛行中だったと主張している。米国がイラン核合意から離脱した後、米国の資産がイランによって攻撃を受けたのは初めて。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅反発。終値の前営業日比は1.00セント安~9.00セント高。中心限月の12月限は7.75セント高の461.00セント。大豆は大幅反発。6.75~13.25セント高。中心限月の11月限は12.25セント高の941.00セント。前日の反落で目先の売り一巡感が強まるなか、米コーンベルトでの作付及び生育遅れに対する警戒感が再燃し、買い優勢となった。新穀12月限のこの日の取引レンジは、449.00~462.50セントで、460セント台を維持し高値に近い水準で取引を終了。前日の下落をこの日の上昇で相殺した。


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