朝刊:2019/06/26

ダウは低調な経済指標発表からか前日比179ドル安。ゴールドは小幅安。オイルは四日ぶりに反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に3営業日ぶりに上昇し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=107円15~25銭で取引を終えた。低調な米経済指標の発表を受けて円買い・ドル売りがやや優勢となった。序盤はこの日発表の米新築住宅販売や米消費者信頼感指数が予想を大きく下回る弱い内容となったことからドル売りが強まり、ドル円は再び106円台に下落していた。米早期利下げ期待が極度に強まる中、米10年債は再び心理的節目の2%を下回って来ていることもドル円を圧迫。しかし、先日のFOMCで利下げ主張するなどハト派の急先鋒となっているブラード・セントルイス連銀総裁が「7月の0.5%の利下げ期待は行き過ぎ」と述べたことをきっかけにドルが急速に買い戻されている。ドル円も106円台から107.40円付近まで買い戻される場面も見られた。ただ、その後のパウエルFRB議長の講演が、先日のFOMCの内容を再表明していたことや、インフレ基調の低下が緩和への議論になっていると述べたこともあり、ドルは再び売りが優勢となっており、ドル円の上値は依然として重い。

NYダウ

ダウ工業株30種平均は反落し、前日比179ドル安の2万6548ドルで終えた。低調な米経済指標の発表が相次いだうえ、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演が早期の利下げ期待の後退につながったのが相場の重荷だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が120.98安の7884.72、S&P500が27.97安の2917.38。 寄り付き直後は売買が交錯したものの、この日発表の米経済指標が弱い内容だったことをきっかけに、徐々に下げ幅を広げる展開が見られた。先週まで米早期利下げ期待や米中協議への進展期待で、株式市場は買いが強まっていたが、きょうは利益確定売りが優勢となった。先日のFOMCで利下げを主張しハト派の急先鋒となっているブラード・セントルイス連銀総裁の発言が伝わり、「7月の0.5%の大幅利下げ期待は行き過ぎ」と述べたことをきっかけにダウ平均は一時200ドル近くまで下げ幅を拡大する場面も見られた。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が1.5ドル安~0.6ドル高、中心限月の8月限が0.5ドル高、銀が7.8~6.3セント安、中心限月の9月限が7.8セント安。 金8月限は小幅続伸。時間外取引では、米国とイランの対立に対する懸念などを受けて一代高値1442.9ドルを付けたのち、ドル安一服を受けて上げ一服となったが、押し目は買われた。日中取引では、米金融当局者の発言によるドル高が圧迫要因となったが、ドル高が一服すると、下げ一服となった。イラン情勢への懸念から、相対的に安全資産とされる金の買いが優勢になった。今後の米利下げで、金利が付かない資産である金への資金流入が続くとの思惑も先物の買いにつながった。 銀9月限は、ドル安一服などを受けて反落した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に4日ぶりに反落した。WTIで期近の8月物は前日比0.07ドル安の1バレル57.83ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 0.07~0.04ドル安。その他の限月は0.02ドル安~0.41ドル高。 米中貿易戦争の悪化による石油需要の下振れが懸念される一方、米国とイランの対立激化による供給下振れが警戒されるなかで、売り買いが交錯した。今週は米中首脳会談が行われるが、最終合意に至るとは期待されていない。協議の内容次第では、米国は中国からの輸入品に対する関税を強化する。 今週27日前後にはイラン国内の低濃縮ウランの貯蔵量が核合意で定められた上限を上回り、合意違反となる見通し。トランプ米大統領は「私の脅しが真剣だと全員が受け取っていると考える」、「イランはいつ協議するのか私に知らせなければならない」と語気を強めている。

シカゴコーン・大豆

コーンはまちまち。期近の主要限月は小幅続伸。終値の前営業日比は3.00セント安~1.25セント高。中心限月の12月限は0.25セント高の457.50セント。大豆は反落。終値の前営業日比は8.50~3.00セント安。中心限月の11月限は6.25セント安の932.75セント。 前日の日中取引終了後に発表された作柄報告で良以上の割合が引き下げられたことを手掛かりにした買いの手が見られた。ただ、米コーンベルトでは今後、気温が上昇し降雨も止むと予測されていることに加え、大豆が軟調な足取りとなったため上げ幅は抑制された。


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