朝刊:2019/06/27

ダウは本日も小動き。前日比11ドル安。ゴールドは続落。オイルは大幅反発。 

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は8営業日ぶりに下落し、前日比60銭円安・ドル高の1ドル=107円75銭~85銭で取引を終えた。今週の大阪G20での米中首脳会談に関するムニューシン米財務長官の発言を受け、株式市場の買いと伴にドル円も買い戻されている。ムニューシン長官は米CNBCでのインタビューで、「中国との協議は90%進展しており、合意が完了することを期待している」と述べていた。しかし、その後にトランプ大統領がFOXビジネスでのインタビューで、「今週29日に大阪G20で予定されている中国の習主席との会談で、協議に進展がなければ、中国からの輸入品3000億ドルに追加関税を課す決定を行うかもしれない」と楽観的ムードに釘を刺す発言も伝わっていた。米10年債利回りが2%を回復するなど外部環境のフォローもあり、前日上値を拒んでいた107円50銭水準を回復している。前日に106円台まで一旦下落したことで値ごろ感からのショートカバーも活発に出ていたようだ。108円台にかけては上値が重そうだが、きょうは下げ一服といったところ。108円25銭付近に21日線が控えており上値メドとして意識される。

NYダウ

米株式相場市場でダウ工業株30種平均は前日比11ドル安の26536ドルと、引け間際に小幅安に転じて終えた。週末の米中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待から買いが先行したが、注目イベントを控えて様子見姿勢が強まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が25.26高の7909.97、S&P500が3.60安の2913.78。前日は大阪G20サミットでの米中首脳会談はさほど進展を見せないのではとの悲観的な見方が出ていた。ただ、ムニューシン米財務長官が米CNBCでのインタビューで「中国との協議は90%進展しており、合意が完了することを期待している」と述べたことで、市場も再び期待感を高めている。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は続落。終値の前日比は、金が4.3~3.2ドル安、中心限月の8月限が3.3ドル安、銀が1.3~0.6セント安、中心限月の9月限が0.8セント安。金8月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げが否定され、ドル高に振れたことを受けて軟調となった。欧州時間に入ると、米中首脳会談に対する期待感も圧迫要因になった。日中取引では、米大統領が中国製品に対する関税発動の可能性を示したことが下支えとなった。前日に約6年ぶりの高値を付けた後とあって利益確定売りが優勢となった。今週末の米中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待が広がり、リスク回避目的で買われてきた金の重荷になった面もあった。銀9月限は、ドル高を受けて軟調に推移したが、金の下げ一服が下支えとなった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反発した。WTIで期近の8月物は前日比1.55ドル高の1バレル59.38ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.54~1.55ドル高。その他の限月は0.06~1.51ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が大幅に減少したほか、石油製品の在庫も取り崩されたことが好感された。石油需要が弱含みで推移していたなかで、原油と石油製品の在庫の合計は拡大する傾向にあったが、ピークアウトが鮮明になった。原油輸出量が日量377万バレルと過去最高水準を更新したことや、製油所稼働率が94.2%まで上昇したことが在庫減少の背景。米原油生産量は前週比10万バレル減の日量1210万バレルだった。5月最終週に日量1240万バレルまで拡大した後は伸び悩んでいる。

シカゴコーン・大豆

コーンは概ね軟調。期近の主要限月は反落。終値の前営業日比は4.25セント安~0.25セント高。中心限月の12月限は3.00セント安の454.50セント。大豆は続落。終値の前営業日比は9.25~2.25セント安。中心限月の11月限は8.25セント安の918.25セント。米コーンベルトの天候回復観測が弱材料となった。28日には四半期在庫報告および作付報告を控えるなか、玉整理のための売りが見られたことも価格を下押す要因となった。12月限は一時、今月20日以来の安値まで下落したが450セント割れには抵抗を見せている。


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