朝刊:2019/07/01

ダウはしっかりと前日比72ドル高。ゴールドは小幅高。オイルは三日ぶりに反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=107円90銭~108円00銭で取引を終えた。29日に開かれる米中首脳会談を前に様子見ムードが強く、方向感に乏しかった。NY時間に入ってやや売りが出たものの、ロンドンフィキシングにかけ買いも見られた。きょうは第2四半期末の取引ということもあり、期末に絡んだ実需の動きも出ていたようだ。また、フィキシングを通過したあともドル買いが優勢となっており、107円90銭近辺まで一時上昇した。ただ、108円台に近づくと戻り売り圧力も強まるようだ。全体的には狭い範囲での振幅に終始している。明日の米中首脳会談の結果待ちでポジションを傾ける雰囲気はない。108円台には慎重なものの107円50銭水準は維持しており自律反発の流れを続けているようだ。明日の米中首脳会談は約90分間が予定されている。この時間数に市場の一部からは、事前に合意した政策の微調整を追認するだけとの見方も出ている。市場は、最終合意はないものの、今回は中国からの輸入3000億ドルに対する新たな関税発動は見送られ、今後も協議継続というのがメインシナリオとなっているようだ。

NYダウ

ダウ工業株30種平均が4日ぶりに反発し、前日比72ドル84セント高の26599ドル42セント(速報値)で終えた。29日の米中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待から買いが入った。終値の前日比は、ナスダック総合指数が38.49高の8006.25、S&P500が16.84高の2941.76。きょうは銀行株の上げが相場をサポートしている。前日引け後にFRBが銀行のストレステストの結果を公表し、全ての大手行が通過したことが好感されている。ストレステストの結果を受けて早速配当を発表する銀行も見られた。市場は明日の米中首脳会談を控えて様子見気分も強い。明日の米中首脳会談は約90分間が予定されている。この時間数に市場の一部からは、事前に合意した政策の微調整を追認するだけではとの声も出ている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は小反発。終値の前日比は、金が1.3~2.3ドル高、中心限月の8月限が1.7ドル高、銀が4.7~5.0セント高、中心限月の9月限が4.7セント高。金8月限は小反発。米国とイランの対立激化を背景とした安全資産を求める買いは一巡し、イランや米国に次の動きがないなかで模様眺めとなっている。米中首脳会談を控えていることも値動きを抑制した。トランプ米大統領と習近平・中国国家主席の会談によって、世界的な景気減速懸念が強まると、金に対する逃避買いが強まる可能性がある。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTIで期近の8月物は前日比0.96ドル安の1バレル58.47ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 0.97~0.96ドル安。その他の限月は0.98~0.52ドル安。注目の米中首脳会談を29日に控えて、米国とイランの対立を背景とした上げが調整された。イラン核合意を巡り、合意を維持しようとしているイランと英独仏中露はウィーンで緊急会合を行ったが、イランが望む原油輸出を従来の水準に回復させるための枠組みを欧州各国は整えることができておらず、イラン側は今回の高官協議について不十分であるとの認識を示した。イラン国内の低濃縮ウランの貯蔵量は核合意で定められた上限をまもなく上回る見通し。欧州各国が米国の制裁からイランを守ることができなければ、イランは来月前半に高レベルのウラン濃縮を再開することを示唆している。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅続落。終値の前営業日比は21.00~2.50セント安。中心限月の12月限は19.50セント安の431.50セント。大豆は大幅反発。終値の前営業日比は9.00~12.00セント高。中心限月の11月限は10.75セント高の923.00セント。低温降雨の影響で19/20年度の米国のコーン作付面積は大幅に縮小するとの事前予測にもかかわらず、USDAが発表した19/20年度の作付面積が3月末に発表された作付意向を僅かに下回る程度にとどまったうえ、前年度を3%上回ると発表されたことが弱材料となり、売りが殺到した。12月限は6月6日以来の水準まで下落。その後、買い戻されたものの、終値ベースで見ると5月24日以来の低い水準で取引を終えた。この日の出来高は100万枚を超えたと見られる。


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