朝刊:2019/07/02

ダウは続伸で117ドル高。S&P500は最高値つける。ゴールドは急反落。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比50銭円安・ドル高の1ドル=108円40銭~50銭で取引を終えた。米中貿易協議の再開合意を受け円安・ドル高が進んだアジア・欧州市場の流れを引き継いだ。先週末の大阪G20サミットの際の米中首脳会談を無難に通過して、週明けの東京市場でドル円は買い先行で始まった。きょうは108円50銭水準を2度試す場面が見られたが、いずれも上値を拒まれている。ただ、108円割れを試す動きもなく、NY時間に入って再び試す動きが見られた。ドル円は先週前半に106円台まで下落した後に上げに転じている。きょうの上げで21日線を回復してきており、リバウンド相場に転じた感もあるが、この日の各国の製造業PMIが低下傾向が続くなど、世界経済の先行きに対する不透明感も根強い中、なお上値には慎重なようだ。あくまで自律反発の範囲を抜け出ていない雰囲気。108円70/75銭水準に上値抵抗が観測されている。今週は重要な米経済の発表が相次ぐが、この水準を突破できるか目先は注目される。上値追いはそれを待ちたいといった声も聞かれる。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比117ドル47セント(0.4%)高の26717ドル43セントで終えた。米中が6月29日に開いた首脳会談で貿易協議の再開で合意した。ナスダック総合指数が84.92高の8091.16、S&P500が22.57高の2964.33。週末に大阪G20の際に行われた米中首脳会談を好感しているほか、原油が60ドル台を一時回復していたこともフォローとなった。米中は協議再開で合意し、トランプ大統領は追加関税の発動を見送った。内容自体は市場の予想通りではあったものの改めて好感している模様。ただ、最終合意に一歩近づいた印象はなく現状維持といったところで、相場の雰囲気が長続きするかは未知数との見方も出ている。ダウ平均は寄り付き直後に290ドル高まで上昇したものの、途中から戻り売りに押される展開となり、先週末付近まで上げ幅を縮小する場面が見られた。S&P500は一時最高値更新。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は急反落。終値の前日比は、金が24.4~23.2ドル安、中心限月の8月限が24.4ドル安、銀が15.3~13.3セント安、中心限月の9月限が14.8セント安。金8月限は急反落。時間外取引では、米中首脳会談で貿易戦争休戦で合意したことを受けて売り優勢となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われて下げ一服となった。日中取引では、ドル高を受けて戻りを売られた。米中の貿易協議再開を受け、投資家が運用リスクを取る姿勢をやや強めた。裏付け資産があり相対的に安全とされる金先物には売りが出た。銀9月限は、米中の貿易戦争休戦によるドル高を受けて売り優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の8月物は前週末比0.62ドル高の1バレル59.09ドルで取引を終えた。一時60.28ドルと期近物として5月下旬以来の高値をつけた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.62ドル高。その他の限月は0.09ドル安~0.62ドル高。先週末の米中首脳会談では、途絶えていた通商協議を再開することで合意に至り、米国が対中関税の強化を見送ったことで、世界的な景気減速と石油需要の下振れ懸念がやや後退した。米国は中国の通信機器大手ファーウェイに対する禁輸措置を緩和する方針。中国は、米国産の農産物の購入を拡大する。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどによるOPECプラスが現行の日量120万バレルの減産を2020年3月まで続けることで合意したことも支援要因。米国の増産や石油需要の下振れを減産によって相殺し、原油価格の押し上げを目指す。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅続落。終値の前営業日比は9.00セント安~0.50セント高。出来高の薄い期先3限月が小高い。中心限月の12月限は9.00セント安の422.50セント。大豆は大幅反落。終値の前営業日比は14.75~8.75セント安。中心限月の11月限は14.50セント安の908.50セント。前週の米コーンベルトの好天を受けて、1日の日中取引終了後に発表される作柄報告での改善見通しが強まるなか、売り優勢となった。小麦、コーン市場の軟調な足取りも弱材料。11月限は6月13日以来の安値まで下落。その後、買い戻されたが、910セント台を回復できず2けたの下げ幅を維持して引けた。11月限は933.75セントで取引を開始した後に934.25セントの高値を付け、その後は欧州の時間帯序盤まで927.00セントを下値支持線とする足取りが続いた。前週末に発表された米農務省(USDA)作付面積報告が引き続き弱材料視された。また、弱気な輸出検証高報告や、前週の好天で作柄改善したとの見方、小麦安が売りを支援。12月限は前日の安値を下抜き、5月24日以来の安値まで下落。その後の戻りも浅いまま安値圏で取引を終えている。中心限月の12月限は、435.00セントで取引を開始した直後に買いが優勢となり、435.75セントを付けたが、これがこの日の高値になった。


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