朝刊:2019/07/04

ダウは最高値更新の前日比179ドル高。ゴールドは続伸。オイルも反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続伸し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=107円80銭~90銭で取引を終えた。独立記念日の祝日前で参加者が限られるなか、日米金利差の縮小を意識した円買いがやや優勢だった。この日発表の米経済指標が弱い内容だったことや、トランプ大統領の中国や欧州は為替操作しているとの言及などもありドル売りが強まったことで、ドル円も下げる場面が見られたものの、一時的な反応に留まっている。ただ、ドル円はサポートとなっていた108円を前日にブレイクし、きょうの東京時間には107円55銭付近まで一時下落した。米中貿易問題への懸念は一段落しているものの、世界経済の先行き不透明感が根強く、各国国債の利回りの下げがドル円を圧迫している。米10年債は一時1.93%台と2016年11月以来の水準まで低下した。NY時間に入ってドル円は買い戻しが出たものの、きょうの下げで21日線を下放れる動きが見られており、下向きの流れは続いている。市場はFRBの利下げを占ううえで、休み明け金曜日の米雇用統計に注目が集まっており、それに対する市場の反応を確認したい雰囲気が強いようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。この日の高値となる前日比179ドル32セント(0.7%)高の26966ドル00セントと2018年10月3日に付けた過去最高値を9カ月ぶりに更新した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が61.14高の8170.23、S&P500が22.81高の2995.82。先週末の米中首脳会談を無難に通過して、貿易問題は一服しているものの、景気の先行きへの懸念が根強く、FRBの利下げを始め各国中銀の対応に期待感が高まっている。米国債利回りの下げも続いており、米10年債は2016年11月以来の水準に低下する中、株式市場は再び適温相場を期待しているようだ。明日が独立記念日で休場となる中、きょうは現地時間午後1時(日本時間4日午前2時)までの短縮取引となった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が12.9~13.2ドル高、中心限月の8月限が12.9ドル高、銀が9.5~9.9セント高、中心限月の9月限が9.8セント高。金8月限は続伸。時間外取引では、景気の先行き懸念を受けて堅調となり、6月25日以来の高値1441.0ドルを付けたが、ユーロの上値が限られるなか、買い一巡後は上げ一服となった。日中取引では、株高などに上値を抑えられた。景気の先行き不透明感が根強く、米連邦準備理事会(FRB)など世界の中央銀行が利下げに動きやすくなるとの見方から金利が付かない金先物に資金流入が続くとみた買いが入った。銀9月限は、金堅調につれ高となったが、買い一巡後は上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の8月物は前日比1.09ドル高の1バレル57.34ドルで取引を終えた。前日に大幅に反落した反動で持ち高調整の買いが優勢だった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.09~1.10ドル高。その他の限月は0.79~1.32ドル高。独立記念日の休場を控えて、前日の大幅安の反動が現れた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫の取り崩しが続いたことは支援要因だが、原油在庫は市場予想ほど減少しなかった。EIA週報で、米原油生産量は前週比10万バレル増の日量1220万バレルだった。5月末に日量1240万バレルまで過去最高水準を更新した後は高止まりしている。製油所稼働率は94.2%と前週比変わらず。製油所への原油投入量は上向いているが、前年の水準を下回って推移している。ガソリン在庫は十分に確保されており、需要期だが積極的に生産する必要性が乏しい。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅続伸。終値の前営業日比は0.50~19.50セント高。中心限月の12月限は15.25セント高の441.25セント。大豆は反発。終値の前営業日比は6.00~10.25セント高。中心限月の11月限は10セント高の908.75セント。米コーンベルトでの生育・作柄に対して根強い懸念が買いを支援したが、これに、独立記念日を前にしての玉整理のための買い戻しが入ったことで大きく値を伸ばした。12月限は金、エネルギー市場の堅調な足取りも買い支援材料となるなか、1日の高値435.75セントを上抜き440セント台まで到達。440セント台を維持したまま取引を終えた。12月限は427. 25セントで取引を開始した後に地合いをやや引き締めたが、その後は429セントの節目を上値抵抗にしての頭重い足取りが欧州の時間帯序盤まで続いた。欧州の時間帯後半も430セント前後でのもちあいとなったが、シカゴの時間帯を迎えると右肩上がり足取りを展開。金、エネルギー市場の堅調な足取りも買いを促すなか、引けにかけて値位置を切り上げ、取引終了直前に高値となる441.50セントを付けて値位置を維持したまま取引を終えた。


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