朝刊:2019/07/10

ダウはまちまちの小幅安の前日比22ドル安。ゴールドは小幅高。オイルは四日連続続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に3日続落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=108円80銭~90銭で取引を終えた。米利下げ期待の後退を手がかりとした円売り・ドル買いが続いた。そのような中でドル円は終盤に109円台をうかがう動きも見せた。ただ、109円付近にはオプション絡みなどの売り圧力も強く、全体的には108円台後半で膠着した展開が続いていた。先月の大阪G20の際の米中首脳会談で米中両国は一旦休戦で合意し、市場に安心感も出ていたが、火種はなお燻っているようだ。きょうは米国務省が22億ドル相当の台湾への武器売却計画を承認し、これに対し中国側は主権と安全に損害を与える行為と批判し、直ちに台湾への武器売却計画を撤回し、米台の軍事的な関係を停止するよう求めた。市場では米中が再び対立を深めるきっかけになりかねないと注視している。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比22ドル65セント(0.1%)安の26783ドル49セントで終えた。朝方は利下げ観測の後退を受けた売りが先行したが、引けにかけて下げ渋った。終値の前日比は、ナスダック総合指数が43.35高の8141.73、S&P500が3.68高の2979.63。先月の大阪G20の際の米中首脳会談で米中両国は一旦休戦で合意し、市場に安心感も出ていたが、火種はなお燻っている。きょうは米国務省が22億ドル相当の台湾への武器売却計画を承認し、これに対し中国側は主権と安全に損害を与える行為と批判し、直ちに台湾への武器売却計画を撤回し、米台の軍事的な関係を停止するよう求めた。市場では米中が再び対立を深めるきっかけになりかねないと注視している。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅高、銀は続伸。終値の前日比は、金が0.5~2.1ドル高、中心限月の8月限が0.5ドル高、銀が9.6~10.0セント高、中心限月の9月限が9.7セント高。金8月限は小幅高。時間外取引では、欧州時間のドル高などを受けて売り優勢となった。日中取引では、求人労働移動調査(JOLTS)が弱い内容となったことを受けて押し目を買われて堅調となった。相場下落が続いた反動で持ち高調整の買いがやや優勢となった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を10~11日に控え様子見ムードが強く、方向感が出にくかった。銀9月限は、欧州時間のドル高が圧迫要因となったが、金堅調につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が4日続伸した。WTIで期近の8月物は前日比0.17ドル高の1バレル57.83ドルで終えた。10日発表の米週間統計で原油在庫の減少が続くとみる市場関係者が多く、買いを促した。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.1 7~0.18ドル高。その他の限月は0.20~0.53ドル高。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が日量120万バレルの協調減産を来年3月まで継続することや、米国とイランの対立による中東情勢の緊迫化が下値を支えている。イランは低濃縮ウランの貯蔵量や、ウランの濃縮度で核合意に違反しており、米国だけでなくその他の主要国も巻き込んで緊迫感は広がっている。ただ、足元ではフランスがイランの仲介役となり、対話再開の条件を探っている。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。期近の主要限月が小幅続伸。終値の前営業日比は7.00セント安~1.00セント高。中心限月の12月限は6.50セント安の437.25セント。大豆は続伸。終値の前営業日比は6.50~8.25セント高。中心限月の11月限は6.50セント高の904.25セント。前日の日中取引終了後に発表された米農務省(USDA)作柄報告において良以上の割合が前週発表の56%から57%に引き上げられたことが弱材料視された。また、小麦市場の軟調な足取りも弱気要因となるなか売り優勢で運ばれた。前日安値を割り込み一時は2けたの下げ幅を記録したが、売り警戒から買い戻された。終値ベースで見ると7月2日以来の低い水準。


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