朝刊:2019/07/11

ダウは4営業日ぶりの反発で前日比76ドル高。ゴールドは続伸。オイルも続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=108円40銭~50銭で取引を終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、7月の利下げ観測が一段と強まり、ドル売りが円など主要通貨に対して広がった。きょうはパウエルFRB議長の下院金融委員会での半期に一度の議会証言が行われている。NY時間に入って直ぐに証言原稿が事前に伝わり、為替市場はドル売りの反応を強めた。 議長は、「6月FOMC以降、貿易問題を巡る不確実性と、世界経済に対する懸念が引き続き米経済の見通しを圧迫しているようだ」と述べた。「インフレ圧力も抑制されたまま」とも指摘した。市場は今月末のFOMCでの利下げの可能性を示唆したものと受け止めたようだ。また、その後の議会証言の質疑応答で「6月雇用統計は見通しに変化を与えなかった」との発言にも敏感に反応した模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比76ドル71セント(0.3%)高の26860ドル20セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言などを受けて7月末に利下げに動くとの期待が高まり、幅広い銘柄が買われた。前日比は、ナスダック総合指数が60.80高の8202.53、S&P500が13.44高の2993.07。パウエルFRB議長の議会証言を受けて今月FOMCでの利下げ期待が高っている。議長は、「6月FOMC以降、貿易問題を巡る不確実性と、世界経済に対する懸念が引き続き米経済の見通しを圧迫しているようだ」と述べたほか、「インフレ圧力も抑制されたまま」とも指摘した。 市場は今月末のFOMCでの利下げの可能性を示唆したものと受け止めたようだ。また、その後の質疑応答で「6月雇用統計は見通しに変化を与えなかった」との発言にも敏感に反応した模様。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が11.9~12.6ドル高、中心限月の8月限が12.0ドル高、銀が7.5~8.0セント高、中心限月の9月限が7.9セント高。金8月限は続伸。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で利下げを示唆したことをきっかけに急伸した。パウエル議長が10日、米議会証言に臨み「貿易摩擦や世界景気の減速が懸念され米景気や見通しを圧迫している」と述べた。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに動くとの見方が強まり、金利が付かない金に資金流入が続くとみた買いが入った。銀9月限はドル高が圧迫要因となる場面も見られたが、金急伸につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は5日続伸した。WTIで期近の8月物は前日比2.60ドル(4.5%)高の1バレル60.43ドルで取引を終えた。週間の米原油在庫が大幅に減り、需給改善の期待が広がった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 2.58~2.60ドル高。その他の限月は0.29~2.55ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が市場予想以上に減少し、取り崩しが続いていることが手がかりとなった。米原油在庫は4週連続で減少し、6月初めにかけての増加トレンドが転換している。石油製品需要は日量2129万2000バレルと堅調だった。需要期に入っているなかで、製油所稼働率は94.7%まで上昇した。ただ、製油所への原油投入量は前年割れを続けている。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は1.00~2.50セント高。中心限月の12月限は2.25セント高の439.50セント。大豆は続伸。終値の前営業日比は6.25~10.25セント高。中心限月の11月限は8.50セント高の912.75セント。11日に発表される米農務省(USDA)需給報告を前にして玉整理のための買い戻しが先行した。また、大豆市場の堅調な足取りやドル安傾向も買いを呼ぶ要因となったが米産地での作柄上方修正が依然として弱材料視されたほか、エタノール在庫の拡大も重石となり、上げ幅は限定された。中心限月の12月限は、436.50セントで取引を開始した後に軟化し、431.50セントの安値を付けた。その後、やや戻したが、欧州の時間帯終盤まで434セントを上値抵抗にしての高下が続いた。


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