朝刊:2019/07/16

ダウはじわりと小幅高で最高値更新。ゴールドは続伸。オイルは反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は前週末比横ばいの1ドル=107円85銭~95銭で取引を終えた。米利下げ観測を背景にしたドル売りが続いたため、持ち高調整目的のドル買いが入った。週明けの市場は静かな動きとなっており、ドル円に関してはアジア時間に108円台に上昇していたものの、ロンドン時間からNY時間にかけて戻り売りに押される展開。先週はパウエルFRB議長の議会証言を受けてドル売りが強まった。一時109円台を試す展開も見せていたドル円は107円台に失速している。ただ、先週は強い正の相関関係を持っている米国債利回りが上昇したことから、ドル円も下値を支えられていた。米株が堅調に最高値を更新していることもドル円の下値をサポートしていた模様。今月のFOMCでの利下げ期待を市場はある程度織り込み、ドル円も次の展開を模索する局面に入っているようだ。今週は指標では米小売売上高や鉱工業生産などが発表され、米企業決算も始まっている。それらに対する市場の反応を待ちたい雰囲気も出ている模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は前週末比27ドル高の27359ドルと過去最高値の更新が続いた。早期の米利下げ観測が相場を支えたが、今週から本格化する米主要企業の決算発表を見極めたいとして上値追いの勢いは限られた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が14.04高の8258.19、S&P500が0.53高の3014.30。先週はパウエルFRB議長の議会証言を受けて最高値更新が続いたが、きょうはその動きが一服している状況。ただ、下押す動きまでは見られておらず、先週末付近での振幅が続いている。銀行株が軟調。きょうはシティグループが決算を発表。アナリスト説明会も行われており、今四半期は金利マージンが0.05%縮小することを明らかにしている。これを受けて銀行株は軟調に推移。きょうは米国債利回りが下げていることも銀行株を圧迫していたようだ。また、ボーイングが下落しダウ平均を圧迫。ウォールストリート・ジャーナルが737MAXの出荷は2020年まで延期になる可能性を報じていた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が1.2~4.2ドル高、中心限月の8月限が1.3ドル高、銀が12.3~12.9セント高、中心限月の9月限が12.9セント高。金8月限は続伸。時間外取引では、中国経済の減続に対する懸念を受けて堅調となった。日中取引では、ドル高を受けて上げ一服となった。米利下げ観測が根強く、金への資金流入が続くとの見方を背景にした買いがやや優勢だった。銀9月限は、金堅調につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の8月物は前週末比0.63ドル安の1バレル59.58ドルで取引を終えた。ハリケーン「バリー」がガソリンなどの供給に与える影響は想定に比べ軽微だったとの見方から売りが優勢だった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 0.63~0.62ドル安。その他の限月は0.66~0.30ドル安。米中貿易摩擦のなかで、4-6月期の中国国内総生産(GDP)が前年比+6.2%と、27年ぶりの低い伸びとなったことが景気減速と石油需要の下振れ懸念を強めた。中国の石油需要は米国に次ぐ世界第2位。原油輸入量は世界最大。米中通商協議の終わりが見えないことは、企業や家計の重しとなっている。7月の米NY連銀製造業景気指数は+4.3まで上昇。前回の-8.6からは上向いたものの、2017年末からトレンドは下向き。米中貿易摩擦による向かい風が続いている。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅反落。終値の前営業日比は13.25セント安~変わらず。中心限月の12月限は11.25セント安の453.75セント。大豆は大幅反落。終値の前営業日比は11.50~8.00セント安。中心限月の11月限は11.50セント安の920.00セント。熱帯性低気圧バリ―の接近に伴い雨が発生していることを受け、高温懸念が後退したことが売りを呼んだ。12月限は高値から安値まで17.75セントもの下落幅を記録。安値に近い水準で取引を終えたが、この日の下落で前営業日の上昇分を概ね相殺した。


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