朝刊:2019/07/18

ダウは続落の前日比115ドル安。ゴールドは大幅反発。オイルは期近は続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=107円90銭~108円00銭で終えた。市場予想を下回る米住宅指標を受け、米長期金利が低下(債券価格は上昇)し、日米金利差が縮小するとの見方から円買い・ドル売りが優勢になった。きょうも特に動意はなく狭い範囲でのレンジ相場が続いている状況。21日線を再び回復しており、リバウンド相場の流れにかろうじて踏み留まっている状況下、次のアクション待ちの雰囲気が強い。FRBの利下げ期待は根強いものの、これ以上それを織り込む動きまでは無く、一旦様子見となっている状況。ECBを始めとした各国中銀も追加緩和再開に動きそうな中で、今週はドル売りも一服しており、ドル円も下げ一服となっている状況。きょうからG7財務相・中央銀行総裁会議がフランスのパリで行われており、世界経済の減速リスクを点検するほか、今回はフェイスブックが発行を計画している仮想通貨「リブラ」への規制に加え、IT企業を対象にした新税制「デジタル課税」の方向性も討議される予定。

NYダウ

米株式相場は続落した。ダウ工業株30種平均は前日比115ドル78セント(0.4%)安の27219ドル85セントで終えた。米中の貿易協議の停滞や米景気減速への警戒感から、運輸や資本財など景気敏感株を中心に売りが優勢となった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が37.59安の8185.21、S&P500が19.62安の2984.42。最高値圏での推移は続いているものの、上げは一服している。FRBの利下げに期待した買いも一巡して来ており、株式市場は次の材料を待っている状況。今週から始まっている決算が目先は最注目だが、今週は大手銀の決算が相次いでいる。きょうはバンカメが発表していたが、きのうまでの他行同様に足元の利益はリテール部門が好調で予想を上回ったものの、金利収入の見通しを下方修正している。年2回の利下げであれば金利収入は1%増に留まると述べていた。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は、金が12.1~12.7ドル高、中心限月の8月限が12.1ドル高、銀が28.9~29.5セント高、中心限月の9月限が29.3セント高。金8月限は反発。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、予想以下の米住宅着工件数を受けて地合いを引き締めた。時間外取引の高値を突破し、1427.9ドルまで上昇した。早期の米利下げ観測が根強く、金市場への資金流入が続くとみた買いが優勢だった。米株相場が下落し、リスク回避目的で買われやすい金の買いを誘った面もあった。銀9月限は、ドル高一服や金堅調を受けて買い優勢となり、2月28日以来の高値1603.0セントを付けた。

NY原油

NYMEX前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.84~0.82ドル安。その他の限月は0.76ドル安~0.48ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫の取り崩しが続いたが、石油製品在庫が増加したことが重しとなった。先週、熱帯性暴風雨バリーが米メキシコ湾岸に向かっていた影響で、EIA週報では原油生産量や、原油の輸出入が減少した。海上の天候悪化が背景。米原油生産量は30万バレル減の日量1200万バレルとなった。ただ、石油製品需要が前週比98万6000バレル減の日量2030万6000バレルとなったことは、在庫を押し上げた。夏場の需要期にあるなかでガソリン消費は上向いているが、製油所稼働率は94.4%と例年と比較して低水準にとどまっている。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小反発。終値の前営業日比は0.25セント安~1.75セント高。中心限月の12月限は0.25セント高の441.50セント。大豆は続落。終値の前営業日比は6.00~3.75セント安。中心限月の11月限は5.50セント安の900.50セント。大きく続落した後で売り警戒感が強まり修正場面を演じた。ただ、米コーンベルトでの作柄の引き上げと、来週には気温が低下し暑さが和らぐとの予測が依然として重石となり、戻りは限られた。12月限のこの日の安値は437.25セント。前日の安値435.50セントには達することなく切り返すなど、下げ渋った。


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