朝刊:2019/07/23

ダウは小幅高の前日比17ドル高。ゴールドは小反発。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅ながら続落し、前週末比10銭円安・ドル高の1ドル=107円80銭~90銭で取引を終えた。ドル円は107円台後半での振幅が続いた。今月のFOMCでの米利下げ期待はほぼ確実視されているものの、先週までの米地区連銀総裁などFOMCメンバーの発言から、市場の一部が期待していた0.5%の大幅利下げはなく、0.25%に留まるとの見方で市場のコンセンサスは固まったようだ。このような中でドル買い戻しの動きも見られ、ドル円は下値をサポートされている。しかし、108円台に入ると上値は重い。108円ちょうど付近に21日線が来ているが、強い上値抵抗となっているようで、戻り待ちの売りオーダーが多数入っているようだ。ワシントンを訪問中の黒田日銀総裁がIMFのイベントに出席しており、「しっかりと強力な金融緩和を続けていく」とこれまでの発言を繰り返していたが特に反応はない。日銀も追加緩和姿勢を示唆しているものの、FRBやECBと比較して、余力はあまりないと目されており、ドル円の押し上げ効果は限定的と見られている。

NYダウ

米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前週末比17ドル70セント(0.1%)高の27171ドル90セントで終えた。今週は主要企業の決算発表が佳境を迎え、業績期待の買いが優勢だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が57.65高の8204.14、S&P500が8.42高の2985.03。半導体の需要見通しに明るい兆しが出ているといった見方から半導体関連株の上げが先導し、IT・ハイテク株は上昇しているものの、全体的には今週の決算やECB理事会などイベント待ちの雰囲気が強い。今週は大手企業の決算が目白押しで、アマゾンやフェイスブック、ボーイング、キャタピラーといったところが発表を予定している。特に米中貿易問題が業績及び見通しにどう影響しているのか注目しているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が0.2~0.6ドル高、中心限月の8月限が0.2ドル高、銀が21.6~22.3セント高、中心限月の9月限が21.6セント高。金8月限は小反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しなどを背景に押し目を買われて堅調となった。日中取引では、ユーロの小動きなどに上値を抑えられた。中東の地政学リスクが意識され、相対的に安全資産とされる金に資金が向かった。ただ、金先物相場は5月末から前週末までに9%上げ、高値では利益確定売りに押されやすかった。銀7月限は、金堅調を受けて押し目を買われて反発した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の8月物は前週末比0.59ドル高の1バレル56.22ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.46~0.59ドル高。その他の限月は0.30~0.47ドル高。先週末にイラン革命防衛隊が報復として英国籍のタンカーを拿捕したことで、ホルムズ海峡からの供給下振れ懸念が強まっている。今月、米国からの要請を受けたとされる英海軍がジブラルタル沖でイランのタンカーを拿捕している。ペルシャ湾の入り口であるホルムズ海峡は日量2000万バレル近い石油が通過する中東の要所。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は9.00セント安~変わらず。中心限月の12月限は9.00セント安の426.75セント。大豆は大幅反落。終値の前営業日比は13.50~8.50セント安。中心限月の11月限は13.50セント安の905.75セント。週末には非常事態が宣言されるほどの猛暑が広がったものの、21日から気温が低下し高温によるストレスに対する警戒感が後退したことが弱材料となった。このところ買いに入っていたファンド筋の転売も指摘された。12月限は前営業日の安値を割り込み7月2日以来の安値に到達。安値からの買い戻しが限られるなか、安値に近い水準での終了となった。


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