朝刊:2019/07/26

ダウは続落の前日比128ドル安。ゴールドは反落。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比50銭円安・ドル高の1ドル=108円60銭~70銭で取引を終えた。ECB理事会後のドラギ総裁の発言を受けてドイツ国債の利回りが上昇に転じており、米国債利回りも追随していることがドル円を押し上げたようだ。朝方発表の米耐久財受注が強い内容となったことで、来週のFOMCでの0.5%の大幅利下げ期待が更に後退したこともサポートした模様。ドル円は21日線を上放れる動きが見られており、黄色信号が点滅していたリバウンド相場の復活への期待も高まる動きとなっている。目先は109円ちょうど付近が上値抵抗として意識。一方、ECB理事会を通過してユーロドルは一時1.1190ドル付近まで上昇。この日のECB理事会では政策は据え置きとなった。ただ声明では、利下げや追加緩和再開の姿勢を強く打ち出している。注目のフォワードガイダンスは「少なくとも2020年上期まで、現水準か“それ以下”の金利を必要な限り継続する」と修正していた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比128ドル99セント(0.5%)安の27140ドル98セントで終えた。航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が売られ指数を押し下げた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が82.96安の8238.54、S&P500が15.89安の3003.67。株式市場はFRBを始め中央銀行の緩和再開への期待感が株式市場をサポートする中で、この日のECB理事会に対する失望感も米株式市場の売りを誘った面もありそうだ。この日のECB理事会では予想通りに政策は据え置きとなった。ただ声明では、利下げや追加緩和再開の可能性を強く打ち出している。注目のフォワードガイダンスは「少なくとも2020年上期まで、現水準か“それ以下”の金利を必要な限り継続する」と修正していた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が9.4~8.5ドル安、中心限月の12月限が9.0ドル安、銀が22.1~21.2セント安、中心限月の9月限が21.5セント安。金12月限は反落。時間外取引では、利食い売りなどが出て軟調となったが、欧州中央銀行(ECB)理事会後のユーロ高を受けて地合いを引き締めた。日中取引では、米耐久財受注が強い内容となり、ドル高に振れたことを受けて戻りを売られて軟調となった。市場が想定するほど欧米中銀が大幅な金融緩和に動かないとの思惑が広がり、金市場に資金流入が続くとの見方が後退した。銀9月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の9月物は前日比0.14ドル高の1バレル56.02ドルで取引を終えた。前日発表の週間の米原油在庫の減少が改めて買い材料視された。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.14~0.16ドル高。その他の限月は0.19~0.29ドル高。6月の米耐久財受注が堅調だったことや、前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が引き続き取り崩されたこと、中東情勢の緊迫感が相場を押し上げた。米企業景況感が下向いているなかでも、今回の米耐久財受注は強く、輸送用機器を除くコアでは足踏みしていた拡大トレンドが再開する兆候がある。米国とイランの対立については、イランの核・ミサイル開発を巡って両国が協議を開始するための糸口はみつかっておらず、ホルムズ海峡の不透明感が根強い。欧州中央銀行(ECB)が政策金利の引き下げや階層化、資産購入の再開など、景気減速を懸念して刺激策をあらためて開始する見通しであることも支援要因。ドラギECB総裁は、特に製造業で景気見通しが一段と悪化しており、大規模な金融緩和が必要であるとの認識を示した。

シカゴコーン・大豆

コーンは続落。終値の前営業日比は5.50~0.25セント安。中心限月の12月限は3.25セント安の427.50セント。大豆は反落。終値の前営業日比は8.50~3.75セント安。中心限月の11月限は8.50セント安の899.75セント。米コーンベルトで平年並み気温が続いていることが弱材料視された。大豆市場の軟調な足取りも売りを呼ぶ一因となるなか、12月限は前日の安値を下抜き、そこから回復できないまま安値圏で取引を終えている。USDA発表の週間純輸出成約高は中立的な内容で、市場へのインパクトは乏しかった。


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