朝刊:2019/07/30

ダウは小幅高の前日比28ドル高。ゴールドは続伸。オイルは三日連続続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前週末比10銭円安・ドル高の1ドル=108円75銭~85銭で終えた。欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感から英ポンドが対ドルで大幅安となり、対円でのドル買いに波及した。ロンドンフィキシングにかけ上げ幅を拡大し、108円90銭近辺まで一時上昇した。ドル円は底堅い推移を続けている。今週のFOMCでは0.25%の利下げが確実視されており、既に織り込まれているが、その後のパウエルFRB議長の発言などに注目が集まっている。ただ、先週末の米GDPもそうだったが、6月FOMC以降の経済指標は好調な内容が多く、市場の期待ほど利下げは出来ないのではとの見方も出ている。米経済指標だけからは利下げは正当化できない。FRBは世界経済や貿易問題の不透明感からの予防的利下げとしているが、限界はありそうだ。一方でECBは再び追加緩和モードにシフトしており、英国は合意無き離脱への警戒感が高まっている。欧州通貨に対するリスク意識が高まる中、消去法的なドル買いが断続的に出ているのかもしれない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸した。前週末比28ドル90セント(0.1%)高の27221ドル35セントで終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を31日に控え、様子見ムードが強かった。前日比は、ナスダック総合指数が36.88安の8293.33、S&P500が4.89安の3020.97。今週はFOMCや米中貿易協議といった重要イベントが控えており、株式市場も結果を見極めたい雰囲気が強い。最高値を更新する中で、これより先の上値を追えるのか確認したい雰囲気もあるようだ。きょうはIT・ハイテク株の下げが目立った。特に売り材料は見当たらないが、高値更新が続く中で月末が近いということもあり、FOMC前にポジション調整が出ている可能性はありそうだ。ただ、今週決算を控えたアップルは上昇。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は反発。終値の前日比は、金が0.8~1.3ドル高、中心限月の12月限が1.1ドル高、銀が3.8~4.6セント高、中心限月の9月限が4.3セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、押し目を買われて堅調となったが、ドル安が一服すると、上げ一服となった。日中取引では、ユーロ高や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しなどを受けて堅調となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前週末比1.1ドル高の1トロイオンス1420.4ドルで終えた。FOMCを控え動意に乏しい展開だった。銀9月限は、金堅調や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しなどを受けて買い優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続伸した。WTIで、期近の9月物は前週末比0.67ドル高の1バレル56.87ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.63~0.67ドル高。その他の限月は0.62ドル安~0.59ドル高。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた期待感から買いが優勢となった。減速しつつも米経済が底堅いことから0.25%の利下げが見通されている。今週の利下げは織り込み済みで、米連邦準備理事会(FRB)が今後も緩和的な金融政策を維持するのかどうかが焦点。石油製品需要は例年並みの水準で推移しているが、金融緩和によって消費が刺激されると需要の下振れ懸念が後退する。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は0.25~2.50セント高。中心限月の12月限は2.50セント高の427.00セント。大豆は続伸。終値の前営業日比は2.50~5.00セント高。中心限月の11月は3.25セント高の904.25セント。米コーンベルトでは恵みの雨が発生しているが、月末から8月上旬にかけて気温が上昇すると見られていることが強材料となった。ロシアの生産量縮小観測を受けて小麦市場が堅調となったこともコーン価格をけん引した。中心限月の12月限は、423.50セントで取引を終えた後に上昇し、アジアの時間帯は終盤まで概ね425.00~426.00セントのレンジ内での往来となった。


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