朝刊:2019/07/31

ダウは小幅安の前日比23ドル安。ゴールドは続伸。オイルは四日続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4日ぶりに反発し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=108円55銭~65銭で取引を終えた。この日発表になった7月の米消費者信頼感指数が135.7と予想を大きく上回ったことでドル買いの反応が見られ、ドル円はサポートされている。米株や米国債利回りが下げ幅を縮小していることもフォロー。ただ、前日は109円手前まで買い戻されたものの、109円に到達することなく伸び悩んでいる。109円ちょうど付近での売り圧力が強い。本邦勢の売りオーダーも観測されているようだ。トランプ大統領が「中国が米農産物を購入する気配はない。中国の問題点は、約束を果たさないことだ」とツイートしたことも上値を圧迫していた模様。全体的には明日のFOMCの結果待ちの雰囲気が強い。目先の下値サポートは21日線が108円20銭付近に来ており意識される。ユーロドルは1.11ドル台前半まで下落していたものの買い戻しが出ており、1.1160ドル近辺まで上昇。NY時間の朝方に発表された7月のドイツ消費者物価指数(HICP)速報値が前月比で予想を上回ったことから、買い戻しが出ている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反落し、前日比23ドル33セント(0.1%)安の27198ドル02セントで終えた。米中貿易協議の先行き不透明感が強まり、投資家心理の重荷となった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が19.72安の8273.61、S&P500が7.79安の3013.18。序盤は売りが強まった。きょうから上海で閣僚級の米中貿易協議が再開している中で、トランプ大統領が中国への非難を再開している。大統領は「中国が米農産物を購入する気配はない。中国の問題点は約束を果たさないことだ」とツイートした。また、「私が大統領に再選された場合、条件はもっと厳しくなる」とも語っていた。米中協議への不安からダウ平均は寄り付き直後に151ドル安まで下げたものの、その後は買い戻しも入り下げ渋る展開。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が8.5~9.3ドル高、中心限月の12月限が8.5ドル高、銀が変わらず~12.2セント高、中心限月の9月限が11.8セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、ドル安一服に上値を抑えられる場面も見られたが、押し目は買われて堅調となった。日中取引では、米消費者信頼感指数が予想以上となったが、押し目は買われた。FOMCでの利下げ決定を織り込み、金利が付かない資産である金への資金流入が続くとみた買いが優勢だった。銀9月限は、ユーロの底堅い値動きや金堅調を受けて買い優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が4日続伸した。WTIで期近の9月物は前日比1.18ドル高の1バレル58.05ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.15~1.18ドル高。その他の限月は0.20~1.10ドル高。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では約10年ぶりとなる利下げが決定される見通しで、金融緩和が石油需要の下振れ懸念を後退させると期待されている。次回9月以降の米政策金利の筋道はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が示唆する可能性が高いが、利下げを継続する方針であるならば需要がさらに刺激されることになる。トランプ米大統領は大幅な利下げを望んでいる。ただ、米国の物価上昇率は鈍化しているものの、景気には底堅さがあり、今回は0.25%の利下げが妥当とみられている。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は、出来高の薄い期先が0.50セント高だが、それ以外は6.00~0.25セント安。中心限月の12月限は6.00セント安の421.00セント。大豆は反落。終値の前営業日比は7.50~0.75セント安。中心限月の11月限は7.50セント安の896.75セント。前日日中取引終了後に発表された作柄報告で良以上の割合が1%引き上げられたことが弱材料となった。また、米中貿易協議の見通し不透明感を受けて大豆市場が軟調で運ばれたことも売りの手掛かりとなり、12月限は一時は420セントを割り込む水準まで下落。この日の安値に近い水準で取引を終えた。中心限月の12月限は、426.75セントで取引を開始したが、これがこの日の高値となった。その後は、シカゴの時間帯を終えるまで値位置を落とす右肩下がりの足取りを展開。


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