朝刊:2019/08/05

ダウは四日続落の前日比98ドル安。ゴールドは急反発、一時は6年3ヶ月ぶりの高値を付ける。オイルも反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比75銭円高・ドル安の1ドル=106円55銭~65銭で取引を終えた。トランプ米大統領が対中制裁関税「第4弾」の発動を表明し、投資家心理を冷やした。トランプ大統領の対中追加関税の発表で、市場には再び米中対立への不透明が強まっており、リスク回避の雰囲気が強まった。米株に戻り売りが強まったほか、米国債利回りも低下する中でドル円も戻り売りが強まった。今週のFOMCで一旦後退していたFRBの追加利下げへの期待が再び高まりドルの戻り売りが優勢となった半面、リスク回避の円買いも出ており、ドル円は二重の逆風にさらされている。日本が韓国への輸出規制を閣議決定したことも影響しているとの指摘も出ていた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落した。前日比98ドル41セント(0.4%)安の26485ドル01セントと6月中旬以来の安値で終えた。きょうのNY株式市場も前日の流れを引き継ぎ売りが続いている。トランプ大統領の対中関税の追加措置発表で、市場には再び米中対立への不透明が高まっており、株式市場もリスク回避の雰囲気が強まっている。中国も対抗姿勢を示している。今回の関税発表で逆に、今週のFOMCで一旦後退していたFRBの追加利下げへの期待は再び高まっているものの、株式市場の反応は鈍い。半導体関連などIT・ハイテク中心に寄付きから売りが強まった。景気の先行き不安も台頭しており、米国債利回りも下げが続く中で、銀行株も軟調。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は急反発。終値の前日比は、金が23.8~25.1ドル高、中心限月の12月限が25.1ドル高、銀が8.1~10.1セント高、中心限月の9月限が9.0セント高。金12月限は急反発。時間外取引では、米国の対中追加関税発動を受けて急伸して始まったのち、ユーロ安を受けて上げ一服となった。日中取引では、ドル安や株安を受けて押し目を買われた。米中貿易摩擦への懸念から実物資産の裏付けがあり、リスク回避の際に買われやすい金先物に資金が向かった。時間外取引では一時1461.9ドルと2013年5月以来、6年3カ月ぶりの高値を付けた。銀9月限は、高寄りしたのち、ユーロ安を受けて上げ一服となったが、日中取引でドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の8月物は前日比1.71ドル高の1バレル55.66ドルで取引を終えた。終値の前営業日比は、期近2限月が1.66~1.71ドル高。その他の限月は1.56~1.63ドル高。ドル安に支援されるなか、トランプ米大統領が前日発表した中国に対する追加輸入関税について、中国が歩み寄りの姿勢を見せれば、発動の延期ないしは中止する可能性に言及したことが報じられ、戻り基調を鮮明にした。また、戻り場面では、米国の原油在庫が7週連続で減少していることも蒸し返された。さらにリビアで生産停止による石油積み出しに対する不可抗力条項(フォース・マ ジュール)が発動されていることや、米国の時間帯午後に発表された原油の稼動リグ数が減少していたことも支援材料。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反発。終値の前営業日比は3.00セント安~7.25セント高。中心限月の12月限は7.00セント高の409.50セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は変わらず~3.25セント高。中心限月の11月限は3.25せント高の868.50セント。決め手となる支援材料はなかったが、ドル安から原油が戻して、コモディティ全般に急落後の戻り指向を強めるか、シカゴ穀物も小麦が期近から急反発し、大豆も反発したことに支援されて、コーンも今週の急落に対する週末前の買い戻しが優勢となった。12月限は、アジアの時間帯の時間外取引では、404セント台を中心に強含みで推移。欧州の時間帯には405セントから407セント台へ上伸した。米国の時間帯に409セント台に乗せたあといったん405セント台まで軟化したが後半再び上伸して、この日の高値となる409.75セントを付けた。


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