朝刊:2019/08/13

ダウは続落の389ドル安。ゴールドは反発。オイルは3営業日続伸。為替は105円割れ目前まで到達。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続伸し、前週末比40銭円高・ドル安の1ドル=105円20銭~30銭で取引を終えた。本日も下値模索が続いており、大きな心理的節目の105円を試す動きも見られた。一時105円05銭まで下落。今のところは105円に接近するとショートカバーや押し目買いも活発に出るようで、105円台はかろうじて維持している格好となっている。ただ、上値は重い。先週トランプ大統領が、早期に中国との貿易問題を解決する用意はないと言及し、9月の協議に関しても延期する可能性も示唆していた。その発言を受け市場は改めて米中対立への警戒感を高めている状況で、リスク回の雰囲気がドル円を押し下げている。きょうも米株式市場でダウ平均は一時460ドル超下げており、米国債利回りも大幅に低下。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前週末比389ドル73セント(1.5%)安の25897ドル71セントで終えた。米中対立が長期化し、世界経済の減速につながる懸念から投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が95.73安の7863.41、S&P500が35.96安の2882.69。米中対立への不透明感が強まっており、リスク回避の雰囲気が市場に強まっている。先週トランプ大統領が、早期に中国との貿易問題を解決する用意はないと言及し、9月の協議に関しても延期する可能性を示唆していた。その発言を受け市場は改めて警戒感を高めていたようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が8.4~9.1ドル高、中心限月の12月限が8.7ドル高、銀が13.7~14.2セント高、中心限月の9月限が14.0セント高。金12月限は反発。時間外取引では、人民元安定の見方やユーロ安などを受けて軟調となった。ただデモの影響で香港国際空港の全便欠航が伝えられると、リスク回避の動きが出て地合いを引き締めた。日中取引では、ドル安や株安を受けて堅調となり、2014年3月以来の高値1531.5ドルを付けた。米株安を受け、現物資産の裏付けがあり、リスク回避時に買われやすい金先物に資金が流入した。米長期金利が低下し、金利が付かない金先物への投資妙味が増した面もあった。 銀9月限は、ドル安や金堅調を受けて反発した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が3日続伸した。WTIで期近の9月物は前週末比0.43ドル高の1バレル54.93ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.43~0.48ドル高。その他の限月は0.20ドル安~0.45ドル高。サウジアラビアを中心とした産油国による追加減産が期待されている。石油輸出国機構(OPEC)はロシアなどと日量120万バレルの協調減産を続けているものの、石油需要の下振れ懸念が強まっていることで対応を迫られている。米中貿易戦争の激化が需要下振れ懸念の背景。トランプ米大統領は通商協議で中国との最終合意は当面ないとの認識を示している。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月が大幅続落。終値の前営業日比は25.00~1.50セント安。中心限月の12月限は25.00セント安の392.75セント。大豆は大幅反落。終値の前営業日比は12.50~1.75セント安。中心限月の11月限は12.50セント安の879.25セント。弱気なUSDA発表の需給報告を受けて売りの手が膨らんだ。8月の需給報告は19/20年度のイールド、生産量がともに引き上げられる一方、エタノール生産量、輸出量予測は下方修正された。供給面、需要面双方で弱気な内容となった。これに米産地の気温低下と降雨発生が追い打ちとなったことで12月限は5月16日以来の安値まで下落し、そのまま安値引けしている。


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