朝刊:2019/08/23

ダウは続伸の前日比49ドル高。ゴールドは下落。オイルは続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=106円40銭~50銭で取引を終えた。8月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)が悪化し、円が買われた。朝方発表になった米製造業PMIが景気判断の分岐点である50を2009年9月以来初めて割り込んだことから世界経済の先行き懸念が広がり、ドル円も値を落とす場面が見られたものの、基本的には106円台での狭い範囲での値動きが続いた。ロンドン時間には、韓国が日本との軍事情報協定(GSOMIA)を破棄するとの報道もあり106円25銭付近まで値を落としたものの、NY時間にかけて買い戻される展開。マイナス圏で推移していた米国債利回りが上昇に転じたこともサポートした。ただ、全体的には方向感のない展開が続いている状況で、明日のパウエルFRB議長の講演待ちの雰囲気が強い。市場は追加利下げに関して何らかのヒントを期待しているようだが、現在の経済状況を鑑みれば、市場の期待ほどハト派な内容にはならないとの見方も少なくない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比49ドル高の26252ドルで終えた。22日から始まった米カンザスシティー連銀主催の年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に参加する米地区連銀総裁らの発言や低調な米経済指標を受けて下げに転じる場面もあった.終値の前日比は、ナスダック総合指数が28.82安の7991.39、S&P500が1.48安の2922.95。好調な小売りの決算などもあり寄り付きから買いが先行しダウ平均は上昇して始まった。しかし、朝方発表になった米製造業PMIが景気判断の分岐点である50を2009年9月以来初めて割り込んだことから先行き懸念が広がり、株式市場も戻り売りが強まった。きょうからFRBの年次シンポジウムが始まっておりパウエルFRB議長の講演を明日に控える中、この日伝わったFOMCメンバーの発言が追加緩和に慎重姿勢を滲ませていたことも株式市場を圧迫していた。一部からは明日のパウエルFRB議長の講演は市場が期待しているほどハト派ではないとの見方も増えているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は下落、銀は反落。終値の前日比は、金が7.4~7.0ドル安、中心限月の12月限が7.2ドル安、銀が11.5~10.9セント安、中心限月の9月限が11.1セント安。金12月限は下落。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表後に上げ一服となった流れを受けて売り優勢となった。フランスのPMI速報値が強い内容となったことも圧迫要因となった。日中取引では、押し目を買われて下げ一服となったが、株高に上値を抑えられた。銀9月限は、金軟調につれ安となったが、日中取引では押し目を買われて下げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで、期近の10月物は前日比0.33ドル安の1バレル55.35ドルで取引を終えた。終値の前営業日比は、期近2限月はともに0.33ドル安、その他の限月は0.31ドル安~0.01ドル高。中心限月の10月限は0.33ドルドル安の55.35ドル。ワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムで、23日に予定されている連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演に市場の関心が移るなか、2人の地区連銀総裁が追加利下げ不要と唱えたことなどで、欧州の時間帯までの買い意欲が大きく後退して、米国の時間帯の午前は高値から大きく崩れる展開となった。ダウ平均株価はマイナスサイドに振れたあと、プラスサイドに持ち直したが、原油はマイナスサイドに沈んだままだった。

シカゴコーン・大豆

コーンは続伸。終値の前営業日比は変わらず~0.75セント高。中心限月の12月限は0.75セント高の371.00セント。大豆は反落。終値の前営業日比は4.75~2.25セント安。中心限月の11月限は4.25セント安の868.75セント。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が前週を上回ったことが好感された。また、米コーンベルトの低温により、コーンの成熟が遅延するとの懸念、およそ3か月ぶりの安値まで値を落としたことで売り一巡感が強まったことも買いを促す要因となった。12月限は一時的に370セントを割り込む場面も見られたが、終値ベースでは370セント台を回復している。


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