朝刊:2019/08/29

金は反落、白金急騰、ダウは反発、26,000ドル台を回復。

NY為替

28日のNY外国為替市場で円相場は反落、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=106円10銭~20銭で取引を終えた。米株式が上昇し、リスク商品に資金が向かったことが円売りにつながった格好。ジョンソン英首相が、議会を9月9日から約1カ月間閉会することを決定。EU離脱を審議する時間が大幅に減ることになり、合意なき離脱を余儀なくされるとの懸念が高まった。英ポンドに対してドルが買われた。ユーロは対ドルで3日続落し、前日比0.0015ドル安い1ユーロ=1.1070~80ドルで終えている。

NYダウ

28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比258.20ドル高の26036.10ドルで取引を終えた。ナスダックは29.94高の7856.88ポイントで終えている。序盤は売りが先行して始まったものの動きが一巡すると買い戻しが優勢となった。銀行株の買い戻しが全体を押し上げた格好。景気後退の前兆とされる長短金利の逆転(逆イールド)の警戒感はあるものの、米投資家は株式を「買う理由」を探す前向きな姿勢を今のところ保っている。米中通商問題を巡っては米通商代表部がこの日、トランプ大統領がこれまでに提示していた総額3000億ドルの中国製品に対する関税率を5%引き上げ、15%とする案を承認。ただ新たな動きが出なかったことで市場に安心感が広がった。

NY貴金属

NY金は反落、NY銀は続伸。終値の前日比は、NY金が6.1~2.6ドル安、中心限月の12月限が2.7ドル安、NY銀が14.2~16.5セント高、NY白金が急伸、NYパラジウムは反落。前日比は、NY白金が40.4~40.7ドル高、中心限月の10月限が40.7ドル高、NYパラジウムが18.50~17.20ドル安、NY金12月限は反落。時間外取引では1541.4~1555.7ドルのレンジで推移、前日比3.2ドル高の1555.0ドルとなった。12月限は、変わらずで始まると、小幅高となる場面も見られたが、ユーロの上値の重さを受けて利食い売りなどが出て上げ一服。ただ米中の貿易摩擦に対する懸念から押し目は買われた。NY白金10月限は続伸。時間外取引では、NY金の押し目が買われたことなどを受けて堅調。日中取引では、株高などを受けて堅調に推移すると、テクニカル要因の買いを巻き込んで急伸し、4月22日以来の高値912.2ドルを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物は期近続伸。WTIで期近の10月物は前日比0.85ドル高の1バレル55.78ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.83~0.85ドル高。その他の限月は0.06ドル安~0.80ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が前週比1000万バレルを超える大幅減となったことが好感された。米原油生産量は日量1250万バレルと過去最高水準を更新した一方で、原油輸入量が日量592万8000バレルと低水準だったことが在庫減につながった模様。EIA週報で、米製油所稼働率は夏場の需要期が終盤に入っていることもあり、95.2%まで低下。ただ、ガソリンを中心に石油製品需要は依然として強く、日量2220万9000バレルと今年の最高水準並だった。ガソリン需要の4週間移動平均は日量977万7000バレルまで拡大し、今年の最高水準を塗り替えている。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の中心限月が反発。終値の前営業日比は1.00セント安~5.75セント高。中心限月の12月限は4.75セント高の371.00セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は4.00セント~6.50セント高。中心限月の11月限は6.50セント高の865.75セントント。中心限月の12月限は、366.00セントで取引を開始した後、欧州の時間帯前半まで366.25セントが上値抵抗となる展開。シカゴの時間帯に入ると369セント台まで上昇。売り直す動きも見られたが、後半には再び値位置を切り上げた。国内エタノール生産量が増加していたにもかかわらず、在庫が減少していたことが好感され、373..75セントまで上昇。高値からは値位置を落としたが、終盤は371.00セント割れに抵抗を見せ、高値に近い水準で引けた。


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