朝刊:2019/09/06

ダウは米中貿易問題解決を好感し大幅高の372ドル高。ゴールドは急落。オイルは小幅続伸で終える。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=106円90銭~107円00銭で取引を終えた。一時107年23銭と8月2日以来ほぼ1カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。一時107円20銭付近まで上昇する場面も見られた。この日発表になった8月のISM非製造業景気指数が予想を上回ったことでドル買いが加速し、ドル円も107円台に上昇している。先日発表の製造業が景気判断の分岐点である50を割り込んだことで市場は景気後退への懸念を強めていたが、今回のサービス業の数字は安心感を呼び込んだようだ。きょうも市場は楽観的な雰囲気が広がっており、米株も大幅に上昇する中、ドル円の買い戻しが続いている。ライトハイザーUSTR代表とムニューシン長官が中国の劉副首相と電話会議をし、数週間以内にワシントンで閣僚級会合を開くことを明らかにした。停滞していた米中協議が再開することで期待感を高めている模様。

NYダウ

米株式相場は大幅続伸し、ダウ工業株30種平均は前日比372ドル高の26728ドルと7月末以来の高値で終えた。米中貿易問題への懸念が後退し、中国関連とされる銘柄を中心に買いが集まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が139.95高の8116.83、S&P500が38.22高の2976.00。市場ではきょうも楽観的なムードが広がった。ライトハイザーUSTR代表とムニューシン長官が中国の劉副首相と電話会議をし、数週間以内にワシントンで閣僚級会合を開くことを明らかにした。停滞していた米中協議が再開することで期待感を高めている模様。この日発表になった8月のISM非製造業景気指数が予想を上回ったこともフォローとなっている模様。先日発表の製造業が景気判断の分岐点である50を割り込んだことで市場は景気後退への懸念を強めていたが、今回のサービス業の数字は安心感を呼び込んだようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は急反落。終値の前日比は、金が35.0~33.6ドル安、中心限月の12月限が34.9ドル安、銀が74.2~73.0セント安、中心限月の12月限が74.0セント安。金12月限は急反落。時間外取引では、米中の通商協議開催の発表を受けて軟調となった。日中取引では、好調な米経済指標を受けてドル高に振れたことが圧迫要因となって下げ幅を拡大した。 米中貿易協議の進展期待に加えて市場予想を上回る米経済指標を受けて投資家が運用リスクを取りやすくなり、リスク回避の際に買われやすい金先物に売りが膨らんだ。銀12月限は、金軟調やドル高を受けて急落した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に続伸した。WTIで期近の10月物は前日比0.04ドル高の1バレル56.30ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.04~0.06ドル高。その他の限月は0.05ドル安~0.10ドル高。米国と中国が来月初めに閣僚級の通商協議を再開すると発表したことで、米中貿易戦争のさらなる激化が回避されると期待された。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が減少したことや、米供給管理協会(ISM)が発表した8月の非製造業景気指数が上昇したことも支援要因。8月の米ADP雇用者数も強く、石油の消費大国である米経済の底堅さが示された。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近が小反発。終値の前営業日比は0.50セント安~0.50セント高。中心限月の12月限は0.25セント高の358.75セント。大豆は大幅反落。終値の前営業日比は14.00セント~3.75セント安。中心限月の11月限は14.00セント安の861.50セント。前日に一代の安値を更新した後で値ごろ感が強まるなか、買い修正が入った。小麦市場の堅調も買い支援材料となった。ただ、今週発表の米農務省(USDA)作柄報告で良以上の割合が前週から1%引き上げられれたうえ、9月の米コーンベルトの天気は平年並が見込まれていることで順調な成熟及び収穫見通しが強まっていることで上値は抑制された。


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