朝刊:2019/09/09

NY金は続落、NYダウは7月31日以来はぼ1ヶ月ぶりの高値、米国雇用統計は雇用者数13万人増、予想16万人増を下回る。

NY為替

6日のNY外国為替市場で円相場は3日ぶりに小反発し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=106円85~95銭で取引を終えている。この日発表の8月米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比13万人増と増加幅は前月から縮小、16万人増予想を下回った。臨時雇用で政府部門の雇用が増えた一方、小売業の減少や製造業の伸び悩みが響き市場予想にも届かず、米雇用の拡大ペースの鈍化基調を示した格好。又この日は、パウエルFRB議長のスイスのチューリッヒでの講演が伝わり、ややドル買いの反応を見せた。議長は「米経済は非常に良好で、FRBは景気後退を予想してない」と述べた。一方で「FOMCは適切に行動する」とも語っていた。今回の米雇用統計やパウエルFRB議長の講演からは、9月のFOMCで0.5%の大幅利下げは厳しいものと思われる。

NYダウ

6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸、前日比69ドル31セント(0.3%)高の2万6797ドル46セント、7月31日以来ほぼ1カ月ぶりの高値で終えた。ナスダックは13.75安の8103.07ポイント、S&P500は2.71高の2978.71で取引を終えた。6日発表、8月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比13万人増と16万人程度の増加を見込んでいた市場予想を下回った。ただ、平均時給の前年同月比の伸び率は市場予想を上回り、強弱入り交じる内容で、雇用統計を材料にした取引は限定的。昼になってパウエルFRB議長のスイスのチューリッヒでの講演が伝わり伸び悩む動きも見られたもののNYダウはプラス圏をしっかりと維持した。

NY貴金属

NY金、銀は続落。終値の前日比は、金が10.1~9.2ドル安、中心限月の12月限が10.0ドル安、銀が69.8~68.4セント安、中心限月の12月限が68.8セント安。時間外取引では、ユーロ安一服が下支えとなる場面も見られたが、利食い売りなどが出て調整局面を継続した。日中取引に入り、予想以下の米雇用統計を受け下げ一服となったが、ドル安一服で戻りを売られた格好。一方、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、FRBが引き続き「適切に」行動すると述べたが、景気後退を予想してないとしたことから、ドル安が一服した。白金系貴金属(PGM)は白金が続落、パラジウムは反落。前日比は、白金が7.2~5.1ドル安、中心限月の10月限が5.2ドル安、パラジウムが16.4~16.0ドル安、中心限月の12月限は16.40ドル安で取引を終えた。

NY原油

NY原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.22~0.27ドル高。その他の限月は0.02ドル安~0.30ドル高。米中貿易協議が前進するとの期待で貿易摩擦への過度の警戒感も和らいでいる。米株式相場の続伸などで投資家がリスクを取りやすくなっており、原油にも買いが入った。米石油掘削リグの稼働数は前週比4基減の738基 となっている。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は4.00~0.75セント。中心限月の12月限は3.25セント安の355.50セント。大豆は軒並み続落。終値の前営業日比は4.75セント~1.25セント安。中心限月の11月限は3.75セント安の857.75セント。コーンは弱気な米農務省純輸出成約高報告と、米コーンベルトで平年並の気温を維持していること、さらには週末から週明けにかけて気温が低下しながらも降霜が発生することはないとの予測が弱材料視された格好。 大豆は米農務省発表の純輸出成約高は前週を大幅に上回る強気な内容だったが、米コーンベルトでの平年並の気温と、これに伴う生育の進行見通しが弱材料となった。


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