朝刊:2019/09/13

ダウは続伸の前日比45ドル高。ゴールドは対中関税引き上げ延期の方で売られるも押し目買われる。オイルは三日続落。

NY為替

きょうのNY為替市場でドル円は108円前半の100日線付近に上昇。序盤は本日のECB理事会を受けてユーロが急速に下落し、ユーロ円に連れ安する格好でドル円も107円台半ばまで下落していた。しかし、ユーロが急速に買い戻される中、ドル円も買い戻しの動きが見られ108円台に戻した。本日も市場では米中貿易問題への楽観的ムードが広がっている。トランプ大統領が中国からの輸入品2500億ドル相当に対する追加関税率を現行の25%から30%に引き上げる計画について、「予定していた10月1日から15日に変更することに同意した」とツイートしていた。また、ホワイトハウスは否定していたが、一部報道で「大統領補佐官らが、知的財産や農産物購入に関する中国の約束を取り付ける代わりに、関税発動を延期または撤回を検討している」と報じられている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、前日比45ドル高の27182ドルと約1カ月半ぶりの高値水準で終えた。ダウ平均を含む主要な米株価指数は7月の過去最高値に迫っている。終値の前日比は、ナスダック総合指数が24.79高の8194.47、S&P500が8.64高の3009.57。市場はきょうも米中貿易問題への懸念を緩めていたほか、ECBが緩和に動いたことから株式市場はサポートされた。米中貿易問題に関しては、トランプ大統領が中国からの輸入品2500億ドル相当に対する追加関税率を現行の25%から30%に引き上げる計画について、「善意の意思表示として、予定していた10月1日から15日に変更することに同意した」とツイートした。また、ホワイトハウスは否定していたが、一部報道で「大統領補佐官らが、知的財産や農産物購入に関する中国の約束を取り付ける代わりに、関税発動を延期または撤回を検討」と報じられた。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は小反発。終値の前日比は、金が4.2~8.7ドル高、中心限月の12月限が4.2ドル高、銀が0.5~3.3セント高、中心限月の12月限が0.7セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、米大統領の対中関税率引き上げ延期の発表を受けて下落したが、押し目は買われて堅調となった。その後は欧州中央銀行(ECB)理事会で包括的な金融緩和を決定したことを受けて一段高となった。日中取引では、ECBの刺激策は不十分との見方や米中の貿易摩擦に対する懸念後退などを受けて上げ一服となった。世界の主要中銀が金融緩和を強化し、金利が付かない金への資金流入が続くとみた買いにつながった。銀12月限は、欧州中央銀行(ECB)の刺激策などを受けて堅調となったが、金の上げ一服に上値を抑えられた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続落した。WTIで期近の10月物は前日比0.66ドル安の1バレル55.09ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.66~0.62ドル安。その他の限月は0.58~0.14ドル安。サウジアラビアやロシアを中心とした共同閣僚監視委員会(JMMC)で、減産規模の強化が見送られたことが嫌気された。サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は追加減産について12月の会合で協議すると語った。日量120万バレルの協調減産を維持することを決定し、生産枠を超過しているイラクやナイジェリアについては合意の遵守を求めた。ただ、サウジ・エネルギー相は、米国がイランに対する制裁措置を緩和し、イラン産原油の供給が拡大する場合には「意味のある手段をとる必要がある」との認識を示した。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は1.50~7.50セント高。中心限月の12月限は7.25セント高の367.25セント。 大豆は軒並み大幅反発。終値の前営業日比は14.25~29.00セント高。中心限月の11月限は29.00セント高の895.50セント。米農務省(USDA)発表の月例需給報告での19/20年度の生産量下方修正、大豆の上昇を受けて買い優勢となった。ただ、需給報告での米国生産量予測の引き下げ幅は事前予測に達しなかったほか、期末在庫率は前月予測を同程度の範囲にとどまったため上値は限られた。360.75セントで取引を開始した12月限はアジアの時間帯から欧州の時間帯終盤までUSDA月例需給報告を控えるなか様子見で運ばれ、361.00セントを前後する足取りにとどまった。


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