朝刊:2019/09/20

ダウは反落の前日比52ドル安。ゴールドは追加利下げの期待薄から続落。オイルは依然として緊張感ある状態から小反発でしっかり。

NY為替

きょうのNY為替市場でドル円は下げ渋る動きが見られ、108円台に戻している。きょうは東京時間から戻り売りが強まり107円80銭近辺まで下落していた。日銀が追加緩和を打ち出してこなかったことも失望売りに繋がった模様。日銀に関して追加緩和は期待されるものの、これまでの長期に及ぶ金融緩和で余力が小さくなっているとの見方もあり、きょうの政策据え置きは予想通りではあった。前日のFOMCを受けてドル円は108円45銭付近まで上昇した。FOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)では中央値は2020年にかけて追加利下げを見込んでいなかったことから、思ったよりもFRBはハト派に傾いていないとの見方に繋がった模様。ただ、パウエルFRB議長の会見では追加利下げに含みは残しており、中立スタンスで、今後については指標次第であることを強調していた印象もある。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落し、前日比52ドル29セント(0.2%)安の27094ドル79セントで終えた。米中貿易協議の進展期待から買いが先行した。一時は125ドル高まで上げた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が5.49高の8182.88、S&P500が0.06高の3006.79。前半はプラス圏での推移が続いた。前日のFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)では中央値は2020年にかけて追加利下げを見込んでいなかったことから、思ったよりもFRBはハト派に傾いていないとの見方に繋がった。ただ、パウエルFRB議長の会見では追加利下げに含みは残しており、中立スタンスで、今後については指標次第であることを強調していた印象もあった。市場はなおFRBは追加利下げを実施してくるとの見方が温存されており、10月の利下げ確率を45%程度で織り込む動きが出ている。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は続落。終値の前日比は、金が9.7~9.1ドル安、中心限月の12月限が9.6ドル安、銀が3.7~2.2セント安、中心限月の12月限が3.5セント安。金12月限は反落。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高が圧迫要因になったが、ユーロ安が一服すると、地合いを引き締めた。日中取引では、米中の通商協議に対する楽観的な見方などを背景に株高に振れたことに上値を抑えられた。FOMC後に公表された委員らの政策金利見通しを受け、米追加利下げ観測が後退した。利下げが金先物市場への資金流入につながると見方が弱まった。銀12月限は、米FOMC後のドル高が圧迫要因となったが、ドル高が一服すると、下げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日ぶりに小反発した。WTIで期近の10月物は前日比0.02ドル高の1バレル58.13ドルで取引を終えた。攻撃を受けたサウジアラビアの石油施設の復旧に時間がかかるとの見方が買いを誘った。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.02~0.15ドル高。その他の限月は0.29ドル安~0.35ドル高。イランのザリフ外相が、軍事衝突は望まないとしつつも、14日のサウジ攻撃を巡って米国やサウジがイランに戦争を仕掛けるなら自国を守るために全面戦争を辞さないと表明し、中東情勢の緊迫感が高まった。米国やサウジはイランが今回の攻撃に関与したと断定している。米国はイランを抑止するための有志連合の編成に取り組んでいるほか、イランが位置する北部からの軍事的な脅威軽減についてサウジと検討しているもよう。サウジがイラクから原油輸入を検討し、輸出分の確保を図ろうとしていると米WSJが伝えたことは、石油施設が短期間で復旧するというサウジの見通しを疑問視させた。サウジは月内で生産量が完全に回復するとの見通しを示している。ただ、イラク側はこの報道を否定した。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小幅続伸。終値の前営業日比は0.25セント安~1.50セント高。中心限月の12月限は1.50セント高の372.75セント。大豆は期近が反発。終値の前営業日比は6.75セント安~4.25セント高。中心限月の11月限は4.25セント高の893.00セント。週間輸出成約高が前週より大幅増となったことや、大豆の堅調な値動きを好感した買いが優勢となった。小麦安や収獲進展見通しが圧迫要因となり、上げ幅は限定的ながら、小高く引けた。


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