朝刊:2019/09/24

ダウは米中貿易不透明感あるも押し目買われ前日比14ドル高。ゴールドは大幅反発。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は前週末比横ばいの1ドル=107円50銭~60銭で取引を終えた。欧州景気や英国の欧州連合(EU)離脱の先行きに対する懸念が広がり、リスク回避の際に買われやすい円は買いが先行した。NY時間に入って下げ渋っているものの、きょうは一時107円30銭近辺まで下落しており利益確定売りの動きが優勢。107円90銭付近に来ている100日線を下放れる動きが出ており警戒される。円高の動きがドル円を圧迫している面もありそうだ。市場では来月の米中貿易協議への期待感が高まっているが、先週の次官級協議のあと中国の代表団が当初予定よりも早く帰国するため予定していた農家視察を中止した。農家視察は中国による米国産大豆と豚肉の購入拡大につながるとの見方もあったことから、視察中止は米中交渉への期待に水を差す格好となった。期待感を高めていた市場も少し変化しているようにも思われる。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小幅に反発し、前週末比14ドル高の26949ドルで終えた。9月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)の改善で市場心理が上向いたものの、買いの勢いは鈍かった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が5.21安の8112.46、S&P500が0.29安の2991.78。米中貿易協議への不透明感が再び高まっており、ダウ平均は続落して始まった。ただ、下押す動きもない中で売りが一巡すると買い戻しも入りダウ平均はプラスに転じている。ただ、きょうは重要なマクロ指標の発表もない中、手掛かり材料に乏しく小幅な値動きに終始した。市場では来月の米中貿易協議への期待感が高まっているが、先週の次官級協議のあと中国の代表団が当初予定よりも早く帰国するため予定していた農家視察を中止した。農家視察は中国による米国産大豆と豚肉の購入拡大につながるとの見方もあったことから、視察中止は米中交渉への期待に水を差す格好となった。期待感を高めていた市場も少し慎重になっているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は反発。終値の前日比は、金が15.8~16.6ドル高、中心限月の12月限が16.4ドル高、銀が85.9~86.5セント高、中心限月の12月限が86.2セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、米中の通商協議に対する不透明感などを受けて堅調となった。買い一巡後は上げ一服となったが、欧州時間に入ると、景気の先行き懸念を受けて押し目を買われた。日中取引では、米国債の利回り低下を受けて堅調となり、6日以来の高値1534.4ドルを付けた。欧州の経済指標悪化を受けて世界経済の減速への懸念が強まり、リスク回避の際に買われやすい金には買いが優勢となった。銀12月限は金堅調につれ高となり、6日以来の高値1875.0セントを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は上昇した。WTIで、この日から期近となった11月物は前週末比0.55ドル高の1バレル58.64ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.55~0.58ドル高。その他の限月は0.55~0.91ドル高。米WSJが攻撃を受けたサウジアラビアの石油施設について、復旧が長引くと報道していることが相場を押し上げた。サウジアラムコの外注先によると、修理に数ヶ月が必要になるという。先週、米WSJはサウジがイラクから原油輸入を検討していると伝えており、サウジの生産回復の遅れを懸念させた。攻撃によって被害を受けたアブカイクとクライスの原油処理能力は日量570万バレルと大規模。サウジアラムコは月内には完全に復旧する見通しであると繰り返し、米WSJの報道に反論しているものの、復旧見通しが疑問視されている。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は0.50~2.50セント高。中心限月の12月限は2.50セント高の373.25セント。大豆は反発。終値の前営業日比は1.00~9.75セント高。中心限月の11月限 は9.75セント高の892.50セント。大豆の堅調な足取りが買いを支援した。米コーンベルト産地での降雨と、これに伴う品質の低下懸念も買いを呼ぶ一因となったが、コーン独自の材料に乏しいことから全体的に様子見ムードが強く、12月限は3.50セントのレンジ内での高下にとどまっている。371.25セントで取引を開始した後は、やや地合いを引き締めたが373.00セントが上値抵抗となってもちあい、その後は欧州の時間帯序盤にかけてやや軟化した。


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