朝刊:2019/09/26

米中貿易協議の懸念払拭期待からダウは前日比162ドル高。ゴールドは大幅反落。オイルは続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は5営業日ぶりに反落し、前日比65銭円安・ドル高の1ドル=107円70銭~80銭で取引を終えた。米中貿易交渉の進展期待から投資家心理が強気に傾き、低リスク通貨の円が売られた。前日は一時107円を割り込む場面も見られたものの、きょうは買い戻しの動きが優勢。米国債利回りも上昇しており、前日のリスク回避的なネガティブな雰囲気は後退している模様。前日のネガティブな雰囲気を強めた要因の一つに米民主党のペロシ下院議長がトランプ大統領の弾劾で調査を正式開始したことがある。大統領選の民主党の有力候補となっているバイデン前副大統領と息子によるウクライナでの疑惑を巡って、トランプ大統領がウクライナ大統領に調査を要請し、その見返りとして軍事援助の拡大を申し出たとされる疑惑が浮上している。民主党側は大統領就任の誓いと憲法を深刻に侵したと批判している。それに対してトランプ大統領は、「調査は要請したものの、軍事援助の拡大とは別」と言及している。先ほどトランプ大統領がウクライナ大統領との通話記録が公開されたが、調査協力を要請していたことが明らかとなった。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比162ドル94セント(0.6%)高の2万6970ドル71セントで終えた。トランプ米大統領が中国との貿易協議を巡り「想定より早く決着するだろう」と述べ、貿易摩擦激化への懸念が後退した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が83.76高の8077.38、S&P500が18.27高の2984.87。米中貿易協議への懸念が緩んでいるほか、前日はトランプ大統領への弾劾への動きが市場の雰囲気を圧迫していたが、その可能性は小さいとの見方が優勢となっている。米中に関してはトランプ大統領が予想以上に合意は早いかもしれないと述べたことが安心感に繋がっている模様。一方、弾劾に関しては、大統領選の民主党の有力候補となっているバイデン前副大統領と息子によるウクライナでの疑惑を巡って、トランプ大統領がウクライナ大統領に調査を要請し、その見返りとして軍事援助の拡大を申し出たとされる疑惑が浮上している。民主党側は大統領就任の誓いと憲法を深刻に侵したと批判しており、民主党のペロシ下院議長が弾劾で調査を正式開始した。それに対してトランプ大統領は、「調査は要請したものの、軍事援助の拡大とは別」と言及している。本日はトランプ大統領がウクライナ大統領との通話記録が公開していたが、調査協力を要請していたことは明らかとなった。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は続落。終値の前日比は、金が28.2~27.5ドル安、中心限月の12月限が27.9ドル安、銀が55.6~55.4セント安、中心限月の12月限が55.5セント安。 金12月限は反落。時間外取引では、米中の通商協議や米大統領の弾劾調査の材料が待たれるなか、上値重く推移した。日中取引では、予想以上の米新築一戸建て住宅販売や米大統領の電話会談の記録公表を背景にドル高に振れたことをきっかけに売り優勢となった。リスク回避の際に買われやすい金先物の売りにつながった。銀12月限は、日中取引のドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の11月物は前日比0.80ドル安の1バレル56.49ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.80~0.76ドル安。その他の限月は0.70ドル安~0.04ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことが重し。増加は2週連続。夏場のガソリンの需要期が終了し、製油所への原油投入量が減少していることが在庫を押し上げた。熱帯性暴風雨イメルダも製油所稼働率の低下を促し、89.8%となった。米原油生産量が日量1250万バレルと過去最高水準で再び上向きつつあることも在庫が増加した背景。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の中心限月は小反落。終値の前営業日比は0.50セント安~1.25セント高。中心限月の12月限は0.50セント安の374.25セント。大豆は反落。終値の前営業日比は5.00~1.00セント安。中心限月の期近11月限は5.00セント安の889.25ント。米コーンベルトでの大幅な気温低下観測が手掛かりとなって買われ、前日高値を突破する場面も見られたが、大豆市場の軟調な足取りが重石となって売り直され、期近12月限はマイナスサイドで取引を終えた。


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