朝刊:2019/10/02

米製造業指数の悪化からダウは前日比343ドル安。ゴールドは経済指数の悪化を受け大幅反発。オイルは続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は5営業日ぶりに反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=107円70銭~80銭で取引を終えた。序盤は米中の閣僚級協議が10月10日に行われることなどが伝わり米中貿易協議への期待からドル買いが優勢となり、ドル円は108円40銭近辺まで上昇して始まった。しかし、この日発表の9月のISM製造業景気指数が雰囲気を一変させている。結果は47.8と前回に引き続き2ヵ月連続で景気判断の分岐点となっている50を下回った。貿易問題や世界経済の減速が米製造業のセンチメントに悪影響を及ぼしていることが明確に示された格好。米株式市場も売りが強まる中で、前回のISM発表時と同様に景気後退を懸念したリスク回避の雰囲気が広がっている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、終値は前日比343ドル安の26573ドルと9月4日以来の安値を付けた。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の製造業景況感指数を受け米景気の減速懸念が改めて意識され、9月の上昇分の大半を失った。終値の前日比は、ナスダック総合指数が90.65安の7908.68、S&P500が36.49安の2940.25。序盤は米中の閣僚級協議が10月10日に行われる可能性が伝わるなど米中貿易協議への期待感から買い優勢で始まった。ダウ平均も一時129ドル高まで上昇する場面が見られたが、この日発表の9月のISM製造業景気指数が雰囲気を一変させた。指数は47.8と前回に引き続き2ヵ月連続で景気判断の分岐点となっている50を下回った。貿易問題や世界経済の減速が米製造業のセンチメントに悪影響を及ぼしていることが明確に示された格好。前回のISM発表時と同様に景気後退を懸念したリスク回避の雰囲気が広がった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が15.7~16.3ドル高、中心限月の12月限が16.1ドル高、銀が30.0~30.4セント高、中心限月の12月限が30.4セント高。金12月限は反発。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となり、8月5日以来の安値1465.0ドルを付けた。日中取引では、米ISM製造業景気指数の悪化を受けてドル安に振れたことをきっかけに地合いを引き締めた。時間外取引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いを巻き込んで上値を伸ばした。米連邦準備理事会(FRB)が今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めるとの見方が強まった。金利のつかない資産である金の相対的な妙味が高まった。銀12月限は、時間外取引でドル高を受けて8月13日以来の安値1694.0セントを付けた。日中取引ではドル安や金上昇を受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は6日続落した。WTIで期近の11月物は前日比0.45ドル安の1バレル53.62ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.48~0.45ドル安。その他の限月は0.46ドル安~0.16ドル高。米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景況感指数が47.8と一段と低下し、2009年6月以来の低水準だったことから、石油需要の一段の下振れが警戒された。景気判断の分岐点である50を下回ったのは2ヶ月連続。米中貿易戦争が激化し、製造業は一段と慎重になっている。本指数の低下によって米追加利下げ観測が高まったが、米株価指数は下落した。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近が続伸。終値の前営業日比は1.75セント安~5.00セント高。中心限月の12月限は4.50セント高の392.50セント。大豆は期近が続伸。終値の前営業日比は3.75セント安~13.50セント高。中心限月の11月限は13.50セント高の919.50セント。米コーンベル北部で雨が降り続いたことに加え、氷点下まで気温が低下したことで品質が低下し、豊作であっても良質のコーンの供給量が減少するのではないかとの懸念が買いを支えた。また、弱気な米経済指標を受けたドル安も買いを誘発し、12月限は390セント台を維持したまま取引を終えている。急伸となった前日の堅調地合いを引き継いで386.75セントで取引を開始した後に388.00セントまで上昇したが、買い修正の動きが広がるなか次第に値位置を落とし、欧州の時間帯後半にはこの日の安値となる385.25セントを付けた。


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