朝刊:2019/10/03

ダウは昨日の弱い流れを継続し前日比494ドル安の大幅安。ゴールドは逃避買いから続伸。オイルは続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比55銭円高・ドル安の1ドル=107円15銭~25銭で取引を終えた。米景気の先行き懸念が一段と強まり、投資家が運用リスクを取る姿勢を後退させた。きょうも市場はリスク回避の雰囲気が広がっており、米株式市場でダウ平均が一時600ドル近くまで下落する中、ドル円も戻り売りに押された格好。リスク回避の円買いもさることながら、今月のFOMCでの利下げ期待が一気に高まっておりドル売りの動きがドル円を押し下げているようだ。CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、今月末のFOMCでの利下げ確率は75.4%、年内に至っては少なくもと1回以上の利下げ確率が88.5%まで上昇している。前日のISM製造業景気指数を受けたネガティブな雰囲気がきょうも続く中、この日発表のADP雇用統計が予想を下回ったことも、その流れを加速させている格好。ISM指数は2ヵ月連続で景気判断の分岐点となっている50を下回った。貿易問題や世界経済の減速が米製造業のセンチメントに悪影響を及ぼしていることが明確に示され、市場は再び景気後退への意識を強めているようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前日比494ドル安の26078ドルとほぼ1カ月ぶりの安値で終えた。9月のADP全米雇用リポートが雇用の伸び悩みを示し、前日に9月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数を受けて浮上した米景気後退入りへの警戒感がさらに強まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が123.44安の7785.25、S&P500が52.64安の2887.61。前日のISM製造業景気指数を受けたネガティブな雰囲気がきょうも続いた。この日発表のADP雇用統計が予想を下回ったこともその流れを加速させた格好で、市場は景気後退への懸念を強めている模様。ISM指数は2ヵ月連続で景気判断の分岐点となっている50を下回った。貿易問題や世界経済の減速が米製造業のセンチメントに悪影響を及ぼしていることが明確に示された格好。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が7.6~19.0ドル高、中心限月の12月限が18.9ドル高、銀が38.0~39.0セント高、中心限月の12月限が38.1セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となったが、ジョンソン英首相が合意なき欧州連合(EU)離脱を示すと下げ一服となった。日中取引では、予想以下の全米雇用報告を受けて堅調となった。米景気後退の観測で投資家のリスク回避姿勢が強まり、現物資産の裏付けがある金先物に資金が流入した。銀12月限は、ドル安や金堅調を受けて続伸した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が7日続落した。WTIで期近の11月物は前日比0.98ドル安の1バレル52.64ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.99~0.98ドル安。その他の限月は0.99ドル安~0.05ドル高。1日に米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景況感指数が一段と低下したことは米経済の減速が強まることを連想させ、週末の米雇用統計の発表を控えて警戒感が膨らんでいる。米ADP雇用者数の伸びは昨年から鈍化しており、今回の結果もこの傾向に沿った。前回8月分は下方修正されている。米景気懸念が膨らむ一方で、米連邦準備理事会(FRB)の景気見通しは内部で一致しておらず、追加緩和に消極的な地区連銀総裁もいる。追加利下げによる援護が得られるのか不透明であることは米株式市場を圧迫し、原油相場を重くした。主要な米株価指数は続落している。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は4.75~1.00セント安。中心限月の12月限は4.75セント安の387.75セント。大豆は期近の中心限月が反落。終値の前営業日比は5.75セント安~4.00セント高。中心限月の11月限は5.75セント安913.75セント。急伸後で買い修正の動きが見られたことに加え、米コーンベルトでの天候回復観測が手掛かりとなって売り優勢で運ばれた。12月限はこの日の下落で前日の上昇分を完全に相殺している。中心限月の12月限は、390.50セントで取引を開始した後のアジアの時間帯に391.75セントの高値まで上昇し、その後のアジアの時間帯も390.75セントを下値支持線にしての底意の強い足取りを演じていたが、欧州の時間帯を迎えると軟化した。


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