朝刊:2019/10/04

ダウは一時300ドル以上売られるもV字回復。前日比122ドル高。ゴールドは続伸。オイルは8日続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=106円90銭~107円00銭で取引を終えた。一時は106円48銭と約1カ月ぶりの円高水準を付けた。この日発表のISM非製造業景気指数が予想を下回ったことで、市場にリスク回避の雰囲気が広がった。指数は52.6と2016年8月以来の水準に低下。1日に発表になった米製造業のISM指数は2ヵ月連続で景気判断の分岐点である50を下回り、市場にはネガティブな雰囲気が広がったが、サービス業は、製造業ほどセンチメントは低下していないとも見られていた。しかし、今回の弱い数字でサービス業にも不安感を強めている模様。また、雇用指数も低下しており、明日の米雇用統計への警戒感も出ていた。米労働市場はサービス業が80%以上。為替市場ではドル売りが強まり、ドル円は107円ちょうど付近から106円台半ばに急速に下落。ただ、同時に急落していた米株が急速に買い戻されたことからドル円も107円手前まで買い戻された。106円45銭付近に8月から直近にかけての上昇波のフィボナッチ半値戻しの水準が控えている。なお、38.2%戻しは106円95銭付近。

NYダウ

米株式相場は3日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は前日比122ドル42セント(0.5%)高の26201ドル04セントで終えた。低調な米経済指標を受けて一時、335ドル安まで下げ幅を広げたが、米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに動きやすくなるとの見方が強まると次第に買いが優勢となった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が87.02高の7872.27、S$P500が23.02高の2910.63。この日発表になったISM非製造業景気指数が予想を下回ったことで、市場ではリスク回避の雰囲気が広がった。指数は52.6と2016年8月以来の水準に低下。1日に発表になった製造業のISM指数は2ヵ月連続で景気判断の分岐点である50を下回り、市場にはネガティブな雰囲気が広がっていた。サービス業はまだ製造業ほどセンチメントは低下していないとの期待もあったが、弱い数字だったことで失望感が強まった模様。ダウ平均は一時335ドル安まで急速に下落したが、売りが一巡すると、IT・ハイテク株中心に買い戻しが強まり、プラス圏に浮上している。

NY貴金属

ニューヨーク金は総じて続伸、銀は小反落。終値の前日比は、金が1.2ドル安~6.1ドル高、中心限月の12月限が5.9ドル高、銀が10.3~0.6セント安、中心限月の12月限が0.7セント安。金12月限は続伸。時間外取引では、ドル安一服に上値を抑えられたが、押し目は買われて堅調となった。日中取引では、予想以下の米ISM非製造業総合指数を受けて一段高となり、9月25日以来の高値1525.8ドルを付けたが、買い一巡後は株高などを受けて上げ一服となった。米景気懸念から投資家のリスク回避姿勢が強まり、現物資産の裏付けがある金先物に買いが優勢となった。 銀12月限は、予想以下の米ISM非製造業総合指数を受けて上昇する場面も見られたが、金の上げ一服を受けて小幅安となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は8日続落した。WTIで、期近の11月物は前日比0.19ドル安の1バレル52.45ドルで取引を終えた。一時50.99ドルと期近物として8月上旬以来ほぼ2カ月ぶりの安値を付けた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.19~0.15ドル安。その他の限月は0.56~0.04ドル安。米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景気指数に続き、非製造業景気指数が一段と低下したことが米経済の減速懸念や石油需要の下振れ見通しを強めた。9月の米ISM非製造業景気指数は52.6となり、2016年8月以来の低水準だった。本指数の内訳の雇用指数は50.4まで低下し、2014年以来の低水準を記録。景気判断の分岐点である50が迫っており、雇用に逆風が強まっていることが示された。4日には9月の米雇用統計が発表される。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反発。終値の前営業日比は0.25~1.25セント高。中心限月の12月限は1.00セント高の388.75セント。大豆は続落。終値の前営業日比は2.00セント安~1.00セント高。中心限月の11月限は2.00セント安911.75セント。USDA発表の週間純輸出成約高が前週を上回ったことが好感されたほか、米産地での低温に対する懸念から買い優勢となった。ただ、この日の取引レンジは前日のレンジ内にとどまっており、材料織り込みに伴い次第に方向性の乏しい足取りに転じつつある様子を示唆している。387.00セントで取引を開始した12月限はアジアの時間帯は387.75セント前後でこう着した後、応手の時間帯に軟化し、385.50セントの安値を付けた。


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