朝刊:2019/10/07

ダウは懸念されてたほど雇用統計は悪化してなかったことが好感され前日372ドル高。ゴールド小反落。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に4日続伸し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=106円85銭~95銭で取引を終えた。9月の米雇用統計が警戒したほど悪くないとの見方から円売り・ドル買いが先行した。米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が13.6万人増と予想は下回ったものの、前回分の上方修正も含めれば、ネガティブな数字ではない。失業率は3.5%と50年ぶりの水準に低下した。ただ、平均時給は前年比2.9%に低下した。NFPは予想を下回ったものの、FRBの雇用は力強いとの認識に変化はないであろう。しかし、今週のISM指数を受けて市場は利下げ期待を急速に強めている。CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、10月FOMCでの利下げ確率を前日の90%超から75%に低下させているが、それでも先週の33%からは大きく上昇している。

NYダウ

米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比372ドル68セント(1.4%)高の26573ドル72セントとこの日の高値圏で終えた。朝方発表の9月の米雇用統計が警戒したほど悪くないとの見方から米景気後退の懸念が和らいだ。終値の前日比は、ナスダック総合指数が110.21高の7982.47、S&P500が41.38高の2952.01。この日発表になった米雇用統計を受け株式市場は買いが優勢となっている。米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が13.6万人増と予想こそ下回ったものの、前回分の上方修正も含め、完全雇用の接近している状況下ではネガティブな数字ではない。失業率は3.5%と50年ぶりの水準に低下した。ただ、平均時給は前年比2.9%に低下。NFPは予想を下回ったものの、FRBの「雇用は力強い」との認識に変化はないであろう。しかし、今週のISM指数を受けて市場は利下げ期待を急速に強めているが、その期待が大きく後退している印象もない。

NY貴金属

ニューヨーク金は総じて小反落、銀は小幅続落。終値の前日比は、金が0.9~0.5ドル安、中心限月の12月限が0.9ドル安、銀が5.2~4.5セント安、中心限月の12月限が5.1セント安。金12月限は小反落。時間外取引は米労働省から9月の米雇用統計の発表を控えて模様眺め気分が強いなか、1510ドルが支持線となった後、強含みとなり、小高く推移。日中取引は、9月の米雇用統計の発表された直後、非農業部門の就業者数が事前予想を下回ったことから、ドルが売られたことから急伸した。しかし失業率が約50年ぶりの低水準となったことから数分後に一転して軟化。前半で売りが一巡し、下値を切り上げたが、ドル堅調、米株の上昇が戻りの足かせとなり、小安く引けた。投資家の運用リスクを回避する姿勢がやや後退し、相対的に安全資産とされる金先物には売りが出た。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は9営業日ぶりに反発した。WTIで期近の11月物は前日比0.36ドル高の1バレル52.81ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.36~0.38ドル高。その他の限月は0.40~0.61ドル高。期近11月限は時間外取引から小高く推移し、最近の下落に対する自律修正高となった。6月の米雇用統計発表後、ドル高から弱含みとなる場面があったが、下値は堅く推移。米株の上昇に支援されリスクオン(リスク容認)ムードが強まり、地合いを引き締め、一時53ドル超えとなった。弱気のテクニカル要因や、米国内の在庫増が続いていることが圧迫要因となり、上げ幅を縮小し、小高く引けた。改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油価格の反発、米株高から買い優勢となり、堅調に推移した。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。終値の前営業日比は4.00~0.25セント安。中心限月の12月限は4.00セント安の384.75セント。大豆は総じて反発、コーンは反落。大豆は押し目買いが優勢となり、堅調に推移。コーンは収獲進展が警戒されたことや、9月の米雇用統計発表後のドル高から売り優勢。10日に発表される米農務省(USDA)の需給報告待ちのなか、USDAがイールドを上方修正する可能性があるとの見方が浮上するなか、売り優勢となった。388.00セントで取引を開始した後、欧州の時間帯にかけて軟化。シカゴ市場が開始される頃には買い戻される場面が見られたものの、トランプ政権によるバイオ燃料消費量を押し上げる政策が発表されながらも反応は薄く、シカゴの時間帯は前半以降は386.75セントを上値抵抗にしての推移となり、後半には前日の安値を割り込んだうえ、この水準からの戻りも浅いまま安値圏で取引を終えた。


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