朝刊:2019/10/10

ダウは昨日とガラリと変化し楽観ムードで買われ前日比181ドル高。ゴールドは反発。オイルは続落。

NY為替

きょうのNY為替市場でドル円は買い優勢の展開となっている。きょうは米中貿易協議への楽観的な雰囲気が広がっており、米株も買い戻される中、リスク回避の雰囲気が後退している。米政府は監視カメラなど新疆ウイグルの弾圧に関わる企業2社を含むテクノロジー企業8社に対する米企業からの禁輸措置を発表した。中国側の反発も予想され、前日の市場はリスク回避の雰囲気が広がったが、英FT紙の報道によると、中国は、トランプ大統領が関税引き上げを見送ることを条件に、米国産大豆の購入を現在の年2000万トンから3000万トンに1000万トン増やすことを提案したと伝えた。また、中国は米国との部分的合意をまだ排除していないとも伝えていたことで、市場には楽観的な雰囲気が広がっている模様。午後になってFOMC議事録が公表されたが、為替市場の反応は限定的。議事録では、いつ緩和を終了するのか議論が持ち上がったことが示されたが、市場の反応は鈍い。

NYダウ

米株式相場は3営業日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は前日比181ドル97セント(0.7%)高の26346ドル01セントで終えた。10日に再開する米中の閣僚級の貿易協議で中国が米国に部分合意を求めているとの報道が相次ぎ、協議進展への期待が強まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が79.96高の7903.74、S&P500が26.34高の2919.40。明日からの米中貿易協議に注目が集まる中、きょうは楽観的な雰囲気が広がっており、米株も買い戻されている。米政府は監視カメラなど新疆ウイグルの弾圧に関わる企業2社を含むテクノロジー企業8社に対する米企業からの禁輸措置を発表した。中国側の反発も予想され、前日の市場はリスク回避の雰囲気が広がったが、英FT紙の報道によると中国は、トランプ大統領が関税引き上げを見送ることを条件に米国産大豆の購入を現在の年2000万トンから3000万トンに1000万トン増やすことを提案したと伝えた。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は、金が8.8~9.4ドル高、中心限月の12月限が8.9ドル高、銀が11.0~11.2セント高、中心限月の12月限が11.0セント高。金12月限は反発。時間外取引では、ユーロ高を受けて堅調となったが、米中の通商協議に対する期待感などを受けて上げ一服となった。日中取引では、地政学的リスクなどに対する懸念を受けて押し目を買われた。前日まで下落基調だったことで短期の戻り狙いの買いが優勢だった。FOMC議事要旨で米経済の下振れリスクが指摘されたことも、相対的に安全資産とされる金の買いにつながった。銀12月限は、ユーロ高を受けて堅調となったが、買い一巡後は上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続落した。WTIで期近の11月物は前日比0.04ドル安の1バレル52.59ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.04~0.01ドル安。その他の限月は0.16ドル安~0.04ドル高。トルコがシリア北東部でクルド人勢力に対する軍事作戦を開始したことが中東地域の緊迫感を高めた一方で、米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が4週連続で増加したことが重しとなり、売り買いが交錯した。トルコ政府はシリア北東部からクルド人民兵組織の人民防衛部隊(YPG)やイスラム国(IS)の脅威を排除し、トルコ国内のシリア難民の帰還を目指すが、トルコ軍の空爆によって民間人2名が死亡したと伝えられている。ドイツや欧州連合(EU)はトルコの侵攻に懸念を表明したほか、ロシアやイランもトルコに自制を促した。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は1.50セント安~0.25セント高。中心限月の12月限は1.50セント安の394.25セント。大豆は続伸。終値の前営業日比は変わらず~3.75セント高。中心限月の11月限は3.25セント高の923.75セント。米コーンベルトでの週後半から週末にかけての気温低下観測を受け、指標の期近12月限は、8月12日以来の高値となる397.25セントまで上昇したが、米農務省発表の需給報告を控えるなか、ポジション調整の動きが広がるなか値位置を落とし、反落に転じて終えた。前日に大きく上昇していたことで利益確定の売りが見られたことも下押す要因となった。中心限月の12月限の取引レンジは393.00~397.25セント。


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