朝刊:2019/10/11

ダウは力強く続伸で前日比150ドル高。為替は108円台をつける。ゴールドは反落。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続落した。前日比45銭円安・ドル高の1ドル=107円90銭~108円00銭で取引を終えた。10日から始まった米中貿易協の進展への期待感が強まり、低リスク通貨とされる円は売り優勢となった。きょうから閣僚級の米中貿易協議が始まっているが、様々な報道が錯綜する中、市場には楽観的な雰囲気が広がったようだ。全面合意はさすがに難しい情勢で、部分的合意に留まりそうな気配だが、決裂という最悪の事態は回避でされそうで、株式市場も買いが強まる中、ドル円もリスク選好の上げを続けている。もともと市場は全面合意までは期待していない。一方で、FRBの利下げ期待やリスク回避のドル買いの巻き返しもあり、いまのところ108円台には慎重な姿勢が見られるものの、きょうの上げで21日線と100日線の水準を回復して来ており、リバウンド相場の流れに再度復帰できるか注目の展開が見られている。ユーロドルはここ数日、強固に上値を拒んできた1.10ドルの水準を回復し、一時1.1035ドル付近まで上昇。21日線も上回って来ており、リバウンド相場に入れるか注目の展開が見られている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比150ドル66セント(0.6%)高の26496ドル67セントで終えた。トランプ米大統領が10日、「中国の副首相と明日(11日)ホワイトハウスで会う」とツイッターに投稿した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が47.04高の7950.78、S&P500が18.73高の2938.13。きょうから閣僚級の米中貿易協議が始まっているが、様々な報道が錯綜する中、市場には楽観的な雰囲気が広がっている。全面合意はさすがに難しい情勢で、部分的合意に留まりそうな気配だが、決裂という最悪の事態は回避でされそうな情勢。もともと市場は全面合意までは期待していない。トランプ大統領はツイッターで、明日、中国の劉鶴副首相と会談することを明らかにしたことも期待感を高めている模様。米国側は合意に為替条項を盛り込もうとしているが、この辺がどうなるか注目される。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が11.9~10.7ドル安、中心限月の12月限が11.9ドル安、銀が20.9~20.7セント安、中心限月の12月限が20.8セント安。金12月限は反落。時間外取引では、米中の通商協議に対する懸念を受けて上昇したが、ドル安が一服すると、上げ一服となった。日中取引では、米中の通商協議を控えて軟調に始まると、米大統領が11日に中国副首相と会うとしたことなどを受けて下げ幅を拡大した。トランプ米大統領が、米中の閣僚級の貿易協議のために訪米している中国の劉鶴副首相と11日に面会すると発表した。米中の歩み寄りで貿易協議になんらかの進展があるとの期待が浮上した。米株式相場が上昇し、リスク回避の際に買われやすい金先物の売りを誘った面もあった。銀12月限は、金軟調につれ安となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は4営業日ぶりに反発した。WTIで期近の11月物は前日比0.96ドル高の1バレル53.55ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.95~0.96ドル高。その他の限月は0.48ドル安~0.93ドル高。石油輸出国機構のバルキンド事務局長の発言が年末のOPEC総会における追加減産を示唆したと受け止められたことや、米中通商協議の期待感が相場を押し上げた。バルキンド事務局長は「(12月の)総会は適切で力強く積極的な決定を下し、2020年に向け産油国を維持可能でより安定的な軌道に据える」、「全ての選択肢の可能性はある」と述べた。

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み大幅続落。終値の前営業日比は14.00セント~0.75セント安。中心限月の期近12月限は14.00セント安の380.25セント。大豆は総じて反落。終値の前営業日比は5.00~0.25セント安。中心限月の期近11月限は0.25セント安の923.50セント。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高の発表が弱気な内容だったことを受けて地合いが軟化傾向にあるなか、場中に発表された需給報告で事前の19/20年度のイールド予測の引き下げ観測に反し、イールド(単収)予測が引き上げられたことが弱材料となり、売り優勢となった。期近12月限は一時は380セントを割り込み、9月30日以来の安値まで下落。終値ベースでは380セント台を回復したが、この日の安値に近い水準で引けとなった。12月限の取引レンジは378.25~395.00セント


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