朝刊:2019/10/15

ダウは商い閑散で小幅安。前日比29ドル安。ゴールドは反発でしっかり。オイルは反落。

NY為替

ロンドン外国為替市場で円相場は小幅ながら7営業日ぶりに反発した。英国時間16時の時点では、前週末の同時点と比べて10銭円高・ドル安の1ドル=108円40銭~50銭だった。日本と米国の祝日で日米の為替市場が休場となり取引は薄かった。クロス円取引(ドル以外の通貨に対する円の取引)での円買いが波及し、円買い・ドル売りが優勢だった。先週末に米国が中国は貿易協議で部分合意した。週明けに中国が米国との「フェイズ1」合意署名の前にさらなる交渉を希望、と報じられた。米中貿易協議の不透明感が再燃したことや英国のEU離脱を巡る不透明感などから、ドル円は欧州時間に一時108円03銭近辺まで下落した。NY時間には値を戻してドル円は108円40銭レベルまで値を戻すこととなった。ユーロドルは1.1050前後まで上昇した後、1.1030近辺まで軟化した。コロンブスデーの祝日で米債券市場が休場となったこともあり、市場参加者が細って値動も方向感が出にくかった。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に4営業日ぶりに反落した。前週末比29ドル23セント(0.1%)安の26787ドル36セントで終えた。コロンバス・デーの祝日とあって市場参加者が少ないなか、米中の貿易協議の先行き不透明感からやや売りが優勢だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が8.38安の8048.64、S&P500が4.12安の2966.15。コロンブスデーの祝日で市場参加者が細る中、米中貿易協議への不透明感が再燃して売り優勢の展開となった。米中は貿易協議の第1フェーズで合意に達したものの、署名する前に中国側が一段の協議を希望しているとの報道などを受けて、不透明感が広がった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が8.9~9.6ドル高、中心限月の12月限が8.9ドル高、銀が16.4~17.2セント高、中心限月の12月限が16.6セント高。金12月限は反発。時間外取引では、中国が米国との通商協議で署名前にさらなる交渉を望むと伝えられたことを受けて堅調となった。日中取引では、ユーロ高一服を受けて上げ一服となった。米中協議に対する警戒感が強まり、リスク回避の際に買われやすい金先物に買いが優勢となった。銀12月限は金堅調につれ高になると、押し目買いも入って堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3営業日ぶりに反落した。WTIで、期近の11月物は前日比1.11ドル安の1バレル53.59ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.13~1.11ドル安。その他の限月は1.06ドル安~0.11ドル高。先週の米中通商協議では部分的な枠組み合意に達し、トランプ米大統領は中国が米国産農産物の購入を大きく増やし、知的財産権や金融サービス・為替に関する問題で譲歩すると発表したものの、合意文書の作成には3~5週間を必要とする見通しで、まだ実質的な合意には達していないことが嫌気された。中国側は第1段階の詳細を詰める協議を望んでいると伝わっており、正式な部分合意に至るまでの難航が警戒されている。合意の文書化が実現しなければ、米国は12月15日に予定されている対中関税強化を実行する。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小反落。期近12月限は変わらず。終値の前営業日比1.25セント安~2.00セント高。中心限月の12月限は変わらずの397.75セント。大豆は商いの少ない期先以外が続伸。終値の前営業日比は4.25セント安~4.00セント高。中心限月の11月限は4.50セント高の940.50セント。前週末に米中貿易交渉の部分合意を受けて大幅高となった後で、その流れを引き継いだ買いが見られたほか、米産地での寒波、さらには小麦高も買いを支援するなか、8月12日以来の高値まで上昇する場面が見られたが、修正が入って上げ幅を縮小した。


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