朝刊:2019/10/18

ダウは小反発で23ドル高。ゴールドは英国のEU離脱協議の合意で議会の承認不透明から続伸。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=108円60~70銭で取引を終えた。英国の欧州連合(EU)離脱を巡り英国とEUが修正離脱案で合意したのを受けてドルが英ポンドやユーロで下落した。前日までは108.60円付近が強いサポートとなっていたが、その水準を一時ブレイクした格好。英国とEUが離脱協定で合意し、ドル円も108.90円近辺まで上昇する場面が見られたものの、109円が再び壁となった。メイ英前首相の時と同様に、英議会では合意に反対が多く、19日(土)に開会する議会が批准するか不透明な情勢となっている。ドル円はその動きを嫌気している面がある一方、英EU離脱協定の合意のニュースで掻き消されてしまった感もあるが、NY時間の朝方に9月の米住宅着工と米鉱工業生産が発表となっていたが予想を下回っていたこともドル円を圧迫しているものと思われる。 市場では米製造業への不安感が強まっているが、米鉱工業生産は予想以上の減少となり、米製造業の低迷を示している。今月のFOMCでの利下げ期待を追認する内容でもあり、ドル売りがドル円を圧迫した面もありそうだ。

NYダウ

きょうのNY株式市場でダウ平均は小反発。前日比は、ダウ工業株30種平均が23.90ドル高の2万7025.88ドル、ナスダック総合指数が32.67高の8156.85、S&P500が8.26高の2997.95。 きょうのNY株式市場でダウ平均は小反発。英国とEUが離脱協定で合意したことを好感して序盤は買いが先行した。ネットフリックスやモルガン・スタンレーが発表した決算が好調だったことも材料視されている。しかし、離脱協定での合意に関しては、メイ英前首相の時と同様に、英議会での反対意見が多く、19日(土)に開会される英議会で批准されるのか、情勢は混沌としている。批准には北アイルランド民主統一党(DUP)の支持が不可欠と言われていたが、DUPは支持しない意向を示している。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が4.0~4.5ドル高、中心限月の12月限が4.3ドル高、銀が18.5~19.1セント高、中心限月の12月限が18.5セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、米中の通商協議の進展期待や、英国と欧州連合(EU)離脱協議の合意を受けて軟調となった。日中取引では、英国のEU離脱合意で議会の承認が不透明なことや、米鉱工業生産の低下を受けて押し目を買われた。ドルが英ポンドやユーロに対して下落し、ドルの代替資産として逆の動きになりやすい金が買われた。銀12月限は、欧州時間に押し目を買われると、日中取引の金堅調を受けて上値を伸ばした。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の11月物は前日比0.57ドル高の1バレル53.93ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.57~0.58ドル高。その他の限月は0.10ドル安~0.54ドル高。英議会の承認は厳しいとみられているが、英国と欧州連合(EU)の離脱協定案が合意に至ったことが世界的な景気減速懸念を後退させた。英議会採決は19日に行われる。北アイルランドのプロテスタント強硬派である民主統一党(DUP)は不支持を表明している。米エネルギー情報局(EIA)の週報で石油製品の在庫が一段と減少したことも支援要因。ヒーティングオイルやディーゼル燃料を含む留出油の在庫取り崩しが続き、過去5年のレンジ下限を下回った。季節的な定期改修を背景に製油所稼働率は83.1%まで低下していることから、石油製品の生産量は減少し、原油消費量は落ち込んでいる。原油在庫は5週連続で増加した。米原油生産量は日量1260万バレルと過去最高水準を維持

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反発。終値の前営業日比は商いの薄い期先2本が0.25セント安~変わらずだが、それ以外が0.50セント~3.00セント高。中心限月の12月限は中国側が10日~11日にかけて開催された閣僚級の米中貿易協議の際に部分合意に達した後、その署名文書の作成を進めていることを明らかにしたことが好感された。また、米産地での寒波と、これに伴うイールド(単収)引き下げ観測が浮上したことも買いを呼ぶ一因となった。12月限は391.50~397.25セントのレンジで高下し、この日のレンジの中ほどで取引を終えている。


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