朝刊:2019/10/21

ダウは大幅反落の前日比255ドル安。ゴールドも反落。オイルは三日ぶりの反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=108円35~45銭で取引を終えた。中国の経済成長鈍化を嫌気し、低リスク通貨とされる円に買いが向かった。ロンドン市場でリスク選好の動きなどから108円70銭台を付けたドル円は、週末を前にした調整の動きもあって、NY午後には108円39銭を付ける動きに。19日の英下院で行われるEU離脱修正案の採決動向が依然不透明で、ぎりぎりの攻防を続けていることに対する警戒感や、米中通商問題がもう一段紆余曲折ありそうな中で、週末の政治リスクなどが意識され、ドル買い円売りポジションの調整が強まった格好。ユーロドルが1.1170台を付けるなど、ユーロ買いドル売りの動きも。ユーロに関しては前回9月に行った包括的金融緩和に対する反対意見が広がる中で、来週のECB理事会をにらんだユーロ買いに。

NYダウ

米株式相場は反落した。ダウ工業株30種平均は前日比255ドル68セント(0.94%)安の2万6770ドル20セントで終えた。航空機大手ボーイングと医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が大幅安となりダウ平均を大きく押し下げた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が67.31安の8089.54、S&P500が11.75安の2986.20。きょうのNY株式市場、寄り付きは小幅安圏。その後下げが拡大する展開に。ダウ平均採用銘柄で下げが目立ったのは航空大手ボーイングとヘルスケア関連大手ジョンソン・エンド・ジョンソン。当初はジョンソン・エンド・ジョンソンの下げが目立つ展開。ベイビーパウダーの回収関連報道が市場の警戒感を誘い、朝から売りが目立った。その後ボーイングが大きく下げて、ダウ平均の下げ幅拡大に寄与。2016年の内部レポートでの737MAXの安全性警戒などが売り材料とされた。ボーイングが6.7 9%、ジョンソン・エンド・ジョンソンが6.22%の大幅安となり、全体を押し下げる格好に。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が4.8~4.1ドル安、中心限月の12月限が4.2ドル安、銀が3.5~3.3セント安、中心限月の12月限が3.4セント安。金12月限は反落。時間外取引では、英議会での欧州連合(EU)離脱修正案の採決を19日に控えるなか、手じまい売りなどが出て軟調となった。日中取引では、ドル安や株安を受けて押し目を買われたが、上値は限られた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比4.2ドル安の1トロイオンス1494.1ドルで取引を終えた。週末を控えて目先の利益を確定する売りが出たとの指摘があった。 銀12月限は、金軟調につれ安となったのち、日中取引で下げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTIで期近の11月物は前日比0.15ドル安の1バレル53.78ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.16~0.15ドル安。その他の限月は0.28~0.14ドル安。中国や米国の製油が増加するとの見方を受けて押し目を買われる場面も見られた。ただ中国の国内総生産(GDP)が過去最低となり、景気減速懸念に対する懸念が残ることや株安、英議会の欧州連合(EU)離脱協定案の採決を19日に控えて手じまい売りが出たことが圧迫要因になった。9月の中国の製油処理が前年比9.4%増の5649万トンとなった。第3四半期の中国の国内総生産(GDP)が前年比6.0%増と過去最低となり、景気減速に対する懸念が残るが、今後の景気刺激策などで原油輸入増加に対する見方が出た。また米エネルギー情報局(EIA)の週報で石油製品の在庫減少、原油の在庫増加が示されたことも今後の製油処理を増加させる要因とみられた。ただ製油所稼働率は低下しており、今後の動向を確認したい。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。3.75セント安~0.25セント高。中心限月の12月限は3.75セント安の391.00セント。大豆は軒並み続伸。終値の前営業日比は2.25セント~3.50セント高。中心限月の11月限は2.50セント高の934.00セント。大豆市場の堅調な足取りや米産地での収穫遅れが買い支援材料となり、期近12月限は一時、395.75セントまで上昇したが、米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が引き続き低迷していることを受けて需要減退懸念が強まり、売り優勢となった。ただ12月限は一時は390セントを割り込みながらも終値ベースでは390セント台を回復しており、底意の強さも窺わせている。


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