朝刊:2019/10/23

ダウは米企業好決算続くも前日比39ドル安で引ける。ゴールドは小幅安。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=108円45~55銭で取引を終えた。英議会での欧州連合(EU)離脱案審議の行方に不透明感が意識された。一方、NY為替市場で終盤になってポンドが急速に下落した。英議会が第2読会の審議でEU離脱協定法案は可決したものの、審議日程の短縮に関しては否決したことから、ポンドは戻り売りが強まった格好。ポンドドルは一時1.30ドルちょうど付近まで上昇したものの、1.28ドル台に一気に売りが強まった。離脱協定法案自体は可決されたことで、成立に向け前進が見られたものの、審議短縮拒否でジョンソン英首相がこだわっていた10月31日での離脱は難しい情勢となった。これを受け英政府は、「短期の離脱延期を排除しない」との意向を示していた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。企業業績の底堅さが投資家心理を支える半面、米中貿易問題や英の欧州連合(EU)離脱交渉を取り巻く根強い懸念が上値を抑え続けている。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が39.54ドル安の2万6788.10ドル、ナスダック総合指数が58.69安の8104.30、S&P500が10.73安の2995.99。一時119ドル高まで上昇する場面も見られたが、終盤になって英議会がEU離脱協定法案の第2読会での投票を行っており、離脱協定自体は可決し成立に向け前進したものの、審議日程の短縮に関しては否決したことから市場にリスク回避的な雰囲気が強まった。ジョンソン首相がこだわっていた10月31日での離脱は難しい情勢となった。なお、この結果を受け英政府は「短期の離脱延期を排除しない」との意向を示している。一部報道では10日間の延期であれば、ジョンソン首相も受け入れると伝わっていた。また、EUが離脱延期を受け入れるかの問題もあり法案は一旦取り下げの格好となっている。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続落、銀は反落。終値の前日比は、金が0.7ドル安~1.1ドル高、中心限月の12月限が0.6ドル安、銀が10.4~8.9セント安、中心限月の12月限が10.2セント安。金12月限は小幅続落。時間外取引では、英国の欧州連合(EU)離脱の行方待ちとなるなか、押し目を買われて堅調となった。日中取引では、ドル安一服を受けて戻りを売られた。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドルの代替資産として逆の動きになりやすい金の売り材料になった。銀12月限は、ドル安一服や金の戻りが売られたことを受けて軟調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の11月物は前日比0.85ドル高の1バレル54.16ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.85~0.97ドル高。その他の限月は0.01ドル安~0.96ドル高。米中通商協議の進展が期待されていることが相場を押し上げた。中国外務省の楽玉成次官は、「米中両国は通商協議で一定の進展を果たした」と述べた。米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は、協議が前進するならば12月に発動予定の対中関税強化を見送る可能性があるとしている。米中両国は来月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、第1段の正式な通商合意にトランプ米大統領と習近平・中国国家主席が署名できるよう合意内容の文書化作業を行っている

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小反発。終値の前営業日比は0.75セント安~0.75セント高。中心限月の12月限は0.75セント高の388.00セント。大豆は期近の主要限月が小反発。終値の前営業日比は変わらず~2.25セント高。中心限月の11月限は0.75セント高の934.00セント。米コーンベルトでの寒波と、これによる品質の低下に対する懸念や、米産地の収穫遅れに対する警戒感が買い支援材料となった。大豆の上昇も強気要因となって390セント台に値を乗せる場面も見られたが、ドル安一服に伴う転売が入るなか上げ幅を縮小。プラスサイドは維持したものの、終値ベースで390セント台を維持することはできなかった。


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