朝刊:2019/10/24

ダウは動きは少なくもしっかり。前日比45ドル高。ゴールドは英EU離脱問題の不透明感から反発。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=108円65~75銭で取引を終えた。米中対立が一段と悪化するとの見方が後退したうえ、米主要株価指数が上昇し、円売りが優勢になった。前日の英議会の決定を受けて、リスク回避からドル円は東京時間に108円台前半まで値を落としていた。ただ、NY時間に入ると米株も底堅く推移しており、リスク回避の雰囲気が強まっていないことからドル円も買い戻されている状況。先週から108円台後半の上値が重く、109.10円付近に来ている200日線を目指す動きまでは見られない中、108.75円を超えてくると売り圧力も強まりそうな雰囲気もある。ポンドはNY時間に入って買い戻しが強まった。ポンドドルは1.2840ドル近辺まで下落していたが、1.29ドル台を回復。英議会は第2読会で離脱協定法案自体は可決させ成立に向け前進が見られたものの、審議日程の短縮は拒否しており、ジョンソン英首相がこだわっていた10月31日での離脱は難しい情勢。

NYダウ

米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比45ドル85セント(0.2%)高の2万6833ドル95セントで終えた。米主要企業の決算発表ラッシュを迎えており、それを受けた個別株の選択売買が中心だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が15.50高の8119.79、S&P500が8.53高の3004.52。前日終値を挟んでの狭い範囲での値動きが続いた。米中貿易協議や英EU離脱など不透明な要因はあるものの、株式市場は決算の動向に注目が集まっている。キャタピラーやテキサス・インスツルメンツ(TI)などは貿易問題の影響を受けて低調な決算を発表したものの、ボーイングの決算発表がそれを相殺し、序盤はダウ平均もプラス圏で推移していた。しかし、そのボーイングも伸び悩む動きを見せる一方で、キャタピラーは買い戻しの動きが出る中、一時108ドル高まで上昇していたダウ平均も前日付近まで戻す展開となった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が8.2~8.3ドル高、中心限月の12月限が8.2ドル高、銀が7.7~8.9セント高、中心限月の12月限が8.0セント高。 金12月限は反発。時間外取引では、英国の欧州連合(EU)離脱に対する不透明感を受けて堅調となった。日中取引では、押し目を買われたが、買い一巡後は上げ一服となった。投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が広がり、リスク回避時に買われやすい金に資金が流入した。 銀12月限は、金堅調につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が上昇した。WTIでこの日から期近になった12月物は前日比1.49ドル(2.7%)高の1バレル55.97ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.49ドル高。その他の限月は0.29~1.48ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、増加が続いていた原油在庫が減少したことが好感された。製油所の定期改修が一巡し稼働率が上向いたことや、原油輸入量が1996年以来の低水準まで減少したことが原油在庫の減少につながった。製油所稼働率は前週比+2.1%の85.2%だった。原油生産量は日量1260万バレルと過去最高水準で足踏み。米原油輸入量の減少はタンカー運賃の高止まりが一因。イランやベネズエラのほか、中国遠洋海運集団(COSCO)に対する米国の制裁を背景に利用可能なタンカーが減少している。米国の石油(原油と石油製品の合計)の純輸入は3週連続のマイナスと、輸出超過が続いている。3週連続の輸出超過は統計開始以来初めて。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小反落。終値の前営業日比は1.00セント安~変わらず。中心限月の12月限は0.25セント安の387.75セント。 大豆は期近の主要限月は小反落。終値の前営業日比は1.25セント安~変わらず。中心限月の11月限は0.25セント安の933.75セント。米コーンベルトでの寒波と、これによる品質の低下に対する懸念が根強く見られながらも、米産地の収穫進行観測が重石となったことで上値を抑制された。この日の12月限の取引レンジは384.00~389.50セント。387.75セントで取引を開始した12月限は、アジアの時間帯は底意の強い足取りとなり、この日の高値389.50セントを付ける動きも見せたが、欧州の時間帯を迎えると地合いが軟化。


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