朝刊:2019/10/30

ダウは小幅な値動きで終始。前日比19ドル安。ゴールドはFOMCの結果発表待ちで積極的な買い無く続落。オイルも続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反発し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=108円85~95銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を30日に控えて様子見ムードが強く、持ち高調整目的の取引が中心となった。明日のFOMCの結果発表を控える中、ドル円も様子見気分が強まった。今週に入って米中貿易協議への期待感からリスク選好の雰囲気も見られ、円安の動きがドル円を押し上げている。前日は109円台を回復し200日線に顔合わせしたが、その水準を突破しようという雰囲気まではない。ただ、下押す動きもなく、依然として上は見ているようだ。なお、ドル円に一時急速に売りが入る場面が見られた。ロイター通信が当局者の話として、11月のチリでのAPECの際に米中首脳が部分的合意に関して会談を行う予定となっているが、署名はない可能性もあると報じていた。しかし、もし署名が無かったとしても、それは協議の破談を意味するのではなく、もう少し時間をかけるという意味だとも伝えている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反落し、19ドル30セント(0.1%)安の2万7071ドル42セントで終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を30日に控えて様子見姿勢が強く、前日終値を挟んでもみ合う場面が続いた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が49.13安の8276.85、S&P500が2.53安の3036.89。取引開始前に発表になったファイザーとメルクの決算が好調な内容だったことから薬品株などヘルスケアの上昇がサポート。ただ、明日のFOMC結果発表を控えていることや、株価指数が再び最高値圏に上昇していることもあり、やや上値には慎重になっているようだ。前日引け後に発表になったアルファベットの決算が冴えなかったことで、IT・ハイテク株が利益確定売りに押されていることも圧迫。決算についてはS&P500採用銘柄のうち236銘柄が発表を終えており、約77%が予想を上回る決算を発表しており、減益ではあるものの、まずまずの評価のようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が5.3~3.0ドル安、中心限月の12月限が5.1ドル安、銀が4.7~4.4セント安、中心限月の12月限が4.5セント安。金12月限は続落。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、米中の通商協議の進展期待などを背景に戻りを売られた。日中取引では、軟調となったが、株高一服を受けて下げ一服となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を30日に控え、持ち高調整を目的とした売りが優勢となった。FOMCでは3会合連続の利下げが決まるとの予想が多い。一方、声明などで一段の金融緩和には消極的な姿勢を示すとの観測が出ており、これまで金市場への資金流入を見込んで買い進めてきた投資家が売りを出した。銀12月限は金軟調につれ安となったのち、ドル安を受けて下げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が続落した。WTIで期近の12月物は前日比0.27ドル安の1バレル55.54ドルで終えた。30日発表する米石油在庫統計で在庫が増えるとの予想が多く、相場の重荷になった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.27~0.22ドル安。その他の限月は0.19ドル安~0.14ドル高。先週までの米エネルギー情報局(EIA)の週報では石油製品在庫の取り崩しが続いており、製油所稼働率の上昇に伴う原油消費量の拡大が期待されている一方で、原油在庫がまだ増加傾向を辿ることに対する警戒感もあって売り買いが交錯した後、小幅安で引けた。先週のEIA週報では、低下していた製油所稼働率が上昇し、原油在庫は取り崩されたものの、原油在庫の取り崩しが続くとは強く期待されていない。米原油在庫の市場予想は前週比50万バレル増。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反発。終値の前営業日比は変わらず~2.25セント高。中心限月の期近12月限は2.25セント高の386.25セント。大豆は期近の中心限月が反落。終値の前営業日比は2.50セントセント安~2.00セント高。中心限月の期近11月限は2.50セント安の918.25セント。前日のシカゴ日中取引終了後に発表された作柄報告で、米産地での収穫進捗率が事前予想の43%を下回る41%だったことに加え、米産地での降雪見通しを受け未収穫のコーンに降雪が与える影響が懸念されたことが支援材料となった。高値からはやや値を落として終えているが、終値は高値に近い水準だった。この日の12月限の取引レンジは382.00セント~387.50セント。


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