朝刊:2019/10/31

市場予想通りの0.25%利下げを好感。ダウは前日比115ドル高。ゴールドは反発。オイルは下落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続伸し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=108円80~90銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ停止が示唆され、一時は109円28銭と8月1日以来約3カ月ぶりの円安水準を付けた。午後にFOMCの結果が発表されたが、政策金利は予想通りに0.25%の利下げを実施してきた。一方、声明では「適切に行動」との文言を削除し、「不確実性は残る。適切な金利の道筋を精査」と言及していた。2名のFOMCメンバーが据え置きを主張したこともあり、その後のパウエルFRB議長の会見でも「いまの政策スタンスが適切であり続ける可能性」と述べたことで市場は、12月の追加緩和の可能性をやや後退させ、為替市場はドル買いの反応が見られた。ドル円もストップを巻き込んで109.30円近辺まで上昇していたが、市場では中立スタンスとの見方が次第に強まり、今度はドルの戻り売りが強まった。嵐雲が形成された場合、FRBは対応することを示唆しているとの見方も出ている模様。このところFRBは、市場フレンドリーになっているところもあり、FRBは常にオープンとの見方に変化はないようだ。

NYダウ

米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比115ドル27セント(0.4%)高の2万7186ドル69セントと9月13日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値で終えた。米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決めた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が27.13高の8303.98、S&P500が9.88高の3046.77。午後になってFOMCの結果が発表され、政策金利は予想通りに0.25%の利下げを実施した。一方、声明では「適切に行動」との文言を削除し、「不確実性は残る。適切な金利の道筋を精査」と言及。2名のFOMCメンバーが据え置きを主張したこともあり、その後のパウエルFRB議長の会見でも「いまの政策スタンスが適切であり続ける可能性」と述べたことで市場は、12月の追加利下げの可能性をやや後退させていたが、次第に中立スタンスとの見方も強まり、嵐雲が形成された場合、FRBは対応することを示唆しているとの見方も出ている。このところFRBは、市場フレンドリーになっているところもあり、FRBは常にオープンとの見方に変化はないようだ。ダウ平均も終盤にかけて上げ幅を広げる動きとなった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が変わらず~6.2ドル高、中心限月の12月限が6.0ドル高、銀が変わらず~3.9セント高、中心限月の12月限が3.6セント高。金12月限は反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや欧州時間のユーロ高を受けて堅調となった。日中取引では、米国内総生産(GDP)速報値が事前予想を上回ったが、押し目を買われて堅調となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)後はドル高一服を受けて押し目を買われた。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比6ドル高の1トロイオンス1496.7ドルで取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の買いが入った。銀12月限は金堅調につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続落した。WTIで期近の12月物は前日比0.48ドル安の1バレル55.06ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.58~0.48ドル安。その他の限月は1.07~0.64ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が増加したことが重しとなった。冬場の需要期を控えた製油所の定期改修が一巡し、製油所稼働率は87.7%まで上向いているものの、原油消費量の拡大以上に原油輸入量が増加したことが在庫を押し上げた。米原油生産量は過去最高水準の日量1260万バレルを維持。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続伸。終値の前営業日比は変わらず~4.50セント高。中心限月の期近12月限は4.50セント高の390.75セント。 大豆は期近の中心限月が続落。終値の前営業日比は3.00~2.25セント安。中心限月の期近11月限は2.25セント安の916.00セント。米エネルギー省が発表した25日までの週間エタノール生産量が前週を上回り、9月13日までの週以来となる100万バレル台に達し、需要に対して強気の見方が好感された。また、米産地が厳しい寒さに見舞われるなか、未収穫のコーンの品質低下や生産量の減少懸念が強まったことも強気要因。12月限は22日以来の高値まで上昇した後にやや上げ幅を縮小して終えたが、終値ベースで390セント台を維持した。この日の12月限の取引レンジは385.25セント~391.25セント。


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