朝刊:2019/11/07

本日株式市場は一服で昨日とほぼ変わらず。ダウは横ばい。ゴールドは昨日の下げからの反発。オイルは4日振りの反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに小反発し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=108円95銭~109円05銭で取引を終えた。米中首脳会談が12月に延期される可能性があるとの報道を受けて、投資家がリスクを回避する際に買われやすい円が上昇した。NY時間の終盤に入ってドル円は戻り売りが一服しているものの、108円台での推移が続いている。 米中貿易協議への期待などでリスク選好の雰囲気から、きのうのドル円は109円台に上昇し、200日線を回復していた。 きょうは最高値更新を続けていた米株式市場も上げ一服といった雰囲気の中、ロイター通信がトランプ政権の高官の話として、「米中首脳会談は条件と場所について折り合わず、12月まで延期される可能性がある」と伝えたことで、ドル円は戻り売りを加速させている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比7セント安の2万7492ドル56セントとほぼ横ばい圏で終えた。ダウ平均は前日まで連日で過去最高値を更新したとあって、利益を確定する目的の売りが上値を抑えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が24.05安の8410.63、S&P500が2.15高の3076.77。連日の最高値更新で、きょうは利益確定売りが出ているようだ。市場は米中協議の動向に引き続き焦点を当てており、その結果待ちの雰囲気も出ている。 第1段階の部分的合意を巡って両国はまだ協議中のようだが、中国側は、部分的合意にトランプ政権が9月に導入した1250億ドルの中国製品への関税撤廃を求めている模様。トランプ政権がどこまで許容するか注目されるところではある。ロイター通信が関係者の話として、米中首脳による部分的合意への会談と調印は12月にずれ込むと報道しており、株式市場もネガティブに反応している。ダウ平均は一時84ドル安まで下げる場面が見られた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が9.2~9.6ドル高、中心限月の12月限が9.4ドル高、銀が3.0~4.2セント高、中心限月の12月限が3.0セント高。金12月限は反発。時間外取引では、安値拾いの買いが入ったことやドル高一服を受けて堅調となった。日中取引では、米中首脳会談が12月にずれ込む可能性があると伝えられたことを受けて堅調となった。米中協議の先行き不透明感が広がり、投資家が運用リスクを取る姿勢をやや後退させた。リスク回避時に買われやすい金先物には買いが入った。5日に3週ぶりの水準に下げ、心理的な節目となる1トロイオンス1500ドルを下回ったことで押し目買いも入りやすかった。銀12月限は10月17日以来の安値1736.0セントを付けたのち、金堅調につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は4営業日ぶりに反落した。WTIで期近の12月物は前日比0.88ドル安の1バレル56.35ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.91~88ドル安。その他の限月は1.11~0.80ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことが嫌気された。製油所稼働率が86.0%まで低下し、冬場の需要期に向けて原油消費量が順調に上向いていないことや、原油輸出量が減少したことが在庫を押し上げた。原油輸出量は前週比95万6000バレル減の日量237万1000バレルだった。米原油生産量は過去最高水準の日量1260万バレルで足踏みが続いている。 EIA週報で、ガソリンや留出油など石油製品の在庫減少が続いていることは相場を下支えした。留出油の在庫は過去5年のレンジ下限を下回って推移している。石油製品需要は日量2113万4000バレルと、この時期としては高水準を維持。第1弾の米中通商合意の署名が12月に延期になる可能性があると伝わったことは重し。協議を重ねている米中両国は条件や場所で折り合っておらず、会談場所として米国内のアイオワ州やアラスカ州は排除されたという。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続落。終値の前営業日比は出来高の少ない期先が変わらず~0.50セント高。それ以外が4.00~0.25セント安。中心限月の12月限は3.00セント安の378.75セント。 大豆は軒並み続落。終値の前営業日比は6.75~0.50セント安。中心限月の1月限は6.75セント安の927.50セント。米コーンベルトでは雨が発生しながらも小雨にとどまるなか、収穫が進展しているとの見通しが強まり売り優勢となった。また、その一方のブラジルで降雨が発生し、土壌水分の回復が促されているとの見方が広がったことも弱材料となった。


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