朝刊:2019/11/18

28000ドル台にダウは突入、前日比222ドル高。ゴールドは反落。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続伸し、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=108円35~45銭で取引を終えた。米中の貿易協議を巡る不透明感から、リスク回避の際に買われやすい円が上昇した。きょうは米国債利回りの下げも一服しており、米株も最高値を更新していることで、ドル円も買い戻されたようだ。 市場が米中貿易協議の行方に神経質になる中、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長の発言が安心感を与えている。「両国は合意に近づいており、建設的な協議が行われている」と述べていたこともあり、きょうの市場は警戒感が緩んだ模様。 前日は見切り売りからストップを巻き込んで108.25円付近まで下落していたが、21日線を完全に回復し、109円ちょうど付近に来ている200日線を試すか注目される。 ユーロドルも買い戻しが強まり、1.10ドル台半ばまで上昇。前日は心理的節目の1.10ドルを割り込む場面も見られたが、サポートされたことでショートカバーの機運が高まっている模様。11月に入ってからの下降波のフィボナッチ38.2%戻しが1.1060ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比222ドル93セント(0.8%)高の2万8004ドル89セントと節目の2万8000ドルを初めて上回って2日ぶりに過去最高値を更新した。米高官発言を受けて米中の貿易協議の進展期待が強まり、中国関連株を中心に買いが優勢となった。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が222.93ドル高の2万8004.89ドル、ナスダック総合指数が61.81高の8540.83、S&P500が23.83高の3120.46。米中貿易協議の行方に神経質になる中、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長の発言が安心感を与えたようだ。委員長は「両国は合意に近づいており、建設的な協議が行われている」と述べていた。取引開始前までに発表になった決算では半導体製造装置のアプライド・マテリアルが好決算を発表したことから、半導体関連株中心にハイテク株が上げをリード。ただ、エヌビディアは冴えない見通しを示したことで軟調に推移。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が4.9~4.5ドル安、中心限月の12月限が4.9ドル安、銀が8.7~7.9セント安、中心限月の12月限が8.0セント安。金12月限は反落。米中通商協議についてクドロー米国家経済会議(NEC)委員長が第1段階の合意取りまとめに近いとの認識を示したことが警戒感を後退させ、金の重しとなった。ロス米商務長官は第1段階目の合意に到達する可能性はかなり高く、詳細を詰めている最中であると語った。米中当局者の電話協議は15日も続けられるという。今週は米WSJや英FTが協議の難航を伝えていた。米株式市場では主要な指数が最高値を更新し、安全資産である金の需要が後退した。10月の米小売売上高は堅調で、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測は高まっていない。ドルインデックスが低下したことは金の支援要因だが、リスク選好的な円安がドル安を誘発しており、ドル売りは金相場の押し上げには不十分だった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比4.9ドル安の1トロイオンス1468.5ドルで取引を終えた。米中対立が和らぐとの見方から、相対的に安全資産とされる金先物には売りが出た。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の12月物は前日比0.95ドル高の1バレル57.72ドルで取引を終えた。米高官の発言が伝わり、米中貿易協議が進展するとの見方が広がった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.95ドル高。その他の限月は0.44~0.92ドル高。 今週は米WSJや英FTが協議の難航を伝えていたが、米中通商協議の警戒感が和らぎ、景気減速に伴う石油需要の下振れ見通しが後退した。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が第1段階の合意取りまとめに近いとの認識を示したほか、ロス米商務長官は第1段階目の合意に到達する可能性はかなり高いと述べた。ロス米商務長官は詳細を詰めている最中であるとも語った。米中当局者の電話協議は15日も続けられるという。米株式市場で主要指数が過去最高値を塗り替えたことも支援要因。発表された米経済指標では、10月の小売売上高が堅調だった一方で、同月の鉱工業生産指数は弱かったが、特に材料視されていない。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は4.50~1.25セント安。中心限月の12月限は4.50セント安の371.25ント。 大豆は小幅高。終値の前営業日比は0.25~1.50セント高。中心限月の1月限は1.50セント高の918.25セント。米国産地では来週半ばにかけて弱い降雨程度で、さらに収穫が進展しそうなことや、週間輸出成約高は予想レンジ内だったものの、累計では引き続き前年同期の半分のペースにとどまっていることなどで上値が重くなった。小麦が続落したことも弱材料。また直近安値を割り込んだことで、チャート面からも売り優勢となった。


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