朝刊:2019/11/19

連日のダウ高値更新。前日比31ドル高。ゴールドは中心限月は反発。オイルは反落。

NY為替

本日のNY為替市場、ドル円は戻り売りが強まっており、一時108.50円近辺まで下落。一方、ロンドン外国為替市場は英ポンドは対ドルで3日続伸した。英国時間16時時点では、前週末の同時点と比べて0.0060ドルのポンド高・ドル安の1ポンド=1.2960~70ドルだった。市場は依然として米中貿易協議の行方に関心が集中する中、米CNBCの記者がツイッターで「中国政府は悲観的にみている」と伝えたことをきっかけにドル円は戻り売りを強めた。トランプ大統領が関税撤廃はないと述べていることに対して、北京は疑念を抱いているという。きょうのドル円は一時109円台を回復し、200日線付近に戻していたが、200日線を超えると上値が重かったことから、報道をきっかけに、短期筋の見切り売りが強まったものと思われる。本日、トランプ大統領とパウエルFRB議長がホワイトハウスで会談しており、マイナス金利やドルについて協議したと伝わった。このことがドルを圧迫した面もあったようだ。ただ、マイナス金利に関してはFOMCメンバーから反対の声が相次いでいる。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、前週末比31ドル33セント(0.1%)高の28036ドル22セントと前週末に続けて過去最高値を更新した。前日の終値はナスダック総合指数が9.11高の8549.94、S&P500が1.57高の3122.03。依然として市場は米中貿易協議に焦点が集まる中、様々な情報が錯そうしている。休日中の中国の報道では「中国の劉鶴副首相とムニューシン米財務長官、そして、ライトハイザーUSTR代表との建設的な協議を行った」と伝えていた。一方できょうは、米CNBCの記者がツイッターで「中国政府は悲観的にみている」といった報道も流れている。トランプ大統領が関税撤廃はないと述べていることに対して、北京は疑念を抱いているという。ただ、中国人民銀が2015年以来の突然の7日物リバースレポ金利の引き下げを発表するなど、中国の景気刺激策への期待もあり株式市場をサポートしているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が3.3~3.6ドル安、中心限月の12月限が3.4ドル高、銀が4.3~5.2セント高、中心限月の12月限が5.2セント高。金12月限は反発。時間外取引では、米中の通商協議の進展期待などを受けて戻りを売られて軟調となった。日中取引では、ドル安を受けて地合いを引き締めると、時間外取引の高値を突破し、堅調に引けた。米中協議を巡る不透明感でリスク回避の際に買われやすい金先物が上昇した。外国為替市場でドルが主要通貨に対して売られたのも、ドルの代替投資先とされる金先物の買いにつながった。 銀12月限は、日中取引での金堅調やドル安を受けて押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の12月物は前週末比0.67ドル安の1バレル57.05ドルで取引を終えた。米中貿易協議を巡る不透明感が重荷となった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.69~0.67ドル安。その他の限月は0.70~0.38ドル安。 米中通商協議の警戒感が相場を圧迫した。トランプ米大統領が関税の撤回をためらっていることから、通商協議について北京の雰囲気は悲観的であると米CNBCが報道したことが重しとなった。先週から米WSJや英FTが第1弾合意に向けた米中通商協議の難航を伝えている。 ただ、先週16日に劉鶴副首相がムニューシン米財務長官およびライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と電話で会談し、建設的な協議だったと伝わっていることは下値を支えた

シカゴコーン・大豆

コーンは続落。終値の前営業日比は3.75~0.50セント安。中心限月の12月限は3.50セント安の367.75ント。 大豆は反落。終値の前営業日比は8.00~4.75セント安。中心限月の1月限は8.00セント安の910.25セント。米国産地での収穫進展見通しに加え、南米の主要生産国であるブラジル、アルゼンチンで生育に適した降雨が見込まれていることが弱材料となった。米中通商協議に対する楽観的な見方の後退で値を落とした大豆市場の動きも売りを支援するなか12月限は9月18日以来の安値まで下落。直近安値を更新する足取りであり、チャート面も売り優勢となっている。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。