朝刊:2019/11/20

ダウは上げ一服で一休み。前日比102ドル安。ゴールドは続伸。オイルは米中通商協議の進展なく続落。

NY為替

本日のNY為替市場でドル円は戻り売りに押されている。米国債利回りが依然として下げ止まらずドル円も連れ安となっている展開に変化はない。米株が利益確定売りに押されていることも圧迫しているようだ。 ロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで4営業日ぶりに反落した。きょうは東京時間に108.50円を一時割り込んだものの、その水準では本邦勢中心に押し目買いも入るようで、108.80円付近まで買い戻されていた。ただ、本日の21日線は108.75円付近に来ているが、上値が重くなっている印象もうかがえる。前日はトランプ大統領とパウエルFRB議長が会談を行い、トランプ大統領は議長に対して、金利を他国水準まで引き下げ、さらにドル安に誘導するよう議長に要請したようだ。しかし、議長は経済指標次第との姿勢を堅持していた模様。FRBが追加利下げを一旦停止し、様子見姿勢を決め込んでいる中で、短期的に利回りやドルの下げが加速すると見ている向きは少ない。いずれ上昇に転じると見ているようだが、何らかのきっかけが欲しいとの声も聞かれる。その意味では明日のFOMC議事録は注目かもしれない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。前日比102ドル20セント(0.4%)安の2万7934ドル02セントで終えた。前日まで連日で過去最高値を更新しており、高値警戒感から買い手控えムードが強まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が20.72高の8570.66、S&P500が1.85安の3120.18。 情報は錯そうしているものの米中貿易協議への期待感が引き続き株式市場をサポートしている。ただ、最高値更新が続いていることからの過熱感は否めず、さすがにきょうは利益確定売りが出ているようだ。小売りの8-10月期決算の発表が始まっているが、きょうは取引開始前にホーム・デポと百貨店のコールズの決算が発表になっていた。ただ、ネガティブな反応を見せている。ホーム・デポは1株利益は予想範囲内だったものの、既存店売上高が予想を下回ったほか、全体の売上高も予想に届かなかった。コールズは戦略が期待したほど効果を出していない可能性を示唆する内容となった。共に株価は下落している。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が2.3~2.6ドル高、中心限月の12月限が2.4ドル高、銀が11.8~12.4セント高、中心限月の12月限が11.8セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、ユーロ安一服が下支えとなる場面も見られたが、欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調となった。日中取引では、ドル安や米中の通商協議に対する不透明感を受けて堅調となった。ダウ工業株30種平均が下げ、リスク回避時に買われやすい金先物の買いを誘った。ただ、上昇は限られた。銀12月限は、戻り高値を上回り、テクニカル要因の買いが入ったことや、日中取引でのドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の12月物は前日比1.84ドル安の1バレル55.21ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.84~1.79ドル安。その他の限月は1.74~0.32ドル安。 米中通商協議の進展を伝える報道がなく、来月15日に米国による対中関税の発動を控えるなかで時間の経過とともに警戒感が高まった。景気減速や石油需要の下振れ観測が強まっている。トランプ米大統領が関税の撤回をためらっていることから、通商協議について北京の雰囲気は悲観的であると米CNBCが週明けに伝えている。19日のブルームバーグ は、米中両国は6ヵ月前の5月に破談となった合意内容を、初期段階でどれだけ関税を引き下げるべきかを決定するうえでのベンチマークとして使用していると報道したが、特に好感されていない。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は変わらず~3.75セント高。中心限月の12月限は2.25セント高の370.00ント。大豆は反発。終値の前営業日比は0.75~3.00セント高。中心限月の1月限は1.25セント高の911.50セント。米国産コーンの収獲が1週間で10%しか進捗しなかった警戒感もあり、買い戻し先行ムードとなった。また、前日の週間輸出検証高報告や大口成約の報を受けて輸出回復期待が強まったこと、小麦市場の堅調な足取りも買いを支援した。367.75セントで取引を開始したシカゴコーンは、アジアの時間序盤に値位置を切り上げた後は、欧州の時間帯を終えるまで368.50~369.00セントの狭い レンジ内での往来にとどまっていたが、シカゴの時間帯を終えると急速に値位置を切り上げた。


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