朝刊:2019/11/25

米朝貿易協議進展の兆しからダウ反発し前日比109ドル高。ゴールドはまちまち。オイルは反落。

NY為替

ドル円は1ドル=108.64円。NY時間の終盤になってドル円は108.65円近辺での振幅が継続。ロンドン時間には108.50円を割り込む場面も見られたが、サポートされている。ドル円は米国債にらみの動きも見られており、ロンドン時間に発表になったユーロ圏や英国の景況感指標が弱い内容となったことで、欧州債や英国債利回りの低下と伴に米国債利回りも下げたことから、ドル円が圧迫されたものと思われる。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発し、前日比109ドル33セント(0.4%)高の2万7875ドル62セントで終えた。米中首脳による貿易協議に対する前向きな発言が伝わった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が13.68高の8519.89、S&P500が6.75高の3110.29。米中貿易協議に市場が神経質になる中、トランプ大統領からの「合意に近づいている」といった発言や、中国側も合意に向けて取り組んでいる点を強調しており、市場にはひとまず安心感が広がった。ただ、市場からは年内の合意は難しく、来年にずれ込むとの声も出ている。ただ、12月15日に予定している中国製品への追加関税は延期されるとも見られているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は変わらず、銀は続落。終値の前日比は、金が変わらず~0.4ドル高、中心限月の12月限が変わらず、銀が6.5~6.2セント安、中心限月の12月限が6.5セント安。金12月限は変わらず。時間外取引では、米中の通商協議に対する懸念が後退したが、ドル安などを受けて押し目を買われて堅調となった。日中取引では、ユーロ圏や英国の購買担当者景気指数(PMI)が悪化し、ドル高に振れたことや、米大統領が米中の通商協議は順調に進んでいると述べたことなどを受けて戻りを売られた。取引の中心である12月物は前日と同じ1トロイオンス1463.6ドルで終えた。買いが先行したが、外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇し、ドルの代替投資先とされる金は売られ方向感に欠いた。 銀12月限は、日中取引で金の戻りが売られたことやドル高を受けて売り優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反落した。WTIで期近の2020年1月物は前日比0.81ドル安の1バレル57.77ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.81~0.75ドル安。その他の限月は0.67ドル安~変わらず。石油輸出国機構(OPEC)の減産延長の可能性や、米中の通商協議に対する懸念が後退したことを受けて堅調となった。ただ米大統領は通商協議は順調に進んでいるが、最終的な取りまとめを望むかどうかはまだ判断していないと述べており、第1段階の合意は来年にずれ込むとの見方から、利食い売りが出て上げ一服となった。中国の劉鶴副首相が、さらなる通商協議を行うために米国の交渉担当者らを北京に招いたと伝えられ、楽観的な見方が広がった。またこの日は中国の習近平国家主席が、同国は米国と「第1段階」の通商合意をまとめたい考えで、貿易戦争を起こさないよう取り組んでいるとした上で、必要であれば報復措置を講じることを恐れていない、と述べた。米大統領の発言も伝わり、楽観見通しが強い。ただ第1段階の合意は来年にずれ込むとの見方が出ており、原油の高値更新後に利食い売りが出た。

シカゴコーン・大豆

コーンは小幅まちまち。終値の前営業日比は1.50セント安~0.25セント高。中心限月の期近12月限は0.25セント高の368.75ント。大豆は総じて続落。終値の前営業日比は4.00~1.50セント安。中心限月の1月限は4.00セント安の897.00セント。新規の材料に乏しく玉整理主体の取引となるなか、12月限は小幅高で運ばれた。ただ、この日の取引レンジは3セントにも満たない狭いレンジ内にとどまっており、こう着状態となっている。 12月限は、368.00セントで取引を開始した後、アジアの時間帯は368. 25~368.75セントという狭いレンジ内での高下に終始。欧州の時間帯に強含んだが、それでも369.00セントが上値抵抗線となり、終盤には367.50セントの安値まで値を落とした。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。