朝刊:2019/11/26

オブライエン大統領補佐官のコメントを好感し、ダウは最高値更新で前日比190ドル高。ゴールドは反動安。オイルは反発。

NY為替

本日の市場は米中貿易協議への期待感を高めており、ドル円も買い戻しが優勢となった。108.75円付近に来ている21日線を回復し、108.95円付近に来ている200日線に顔合わせしている。一方、ロンドン市場はロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで小幅に続落した。英国時間16時時点では、前週末の同時点と比べて0.0020ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1010~20ドルだった。 週末にオブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が、「年末までに中国と第1段階の合意に達する可能性は依然としてある」との認識を示したことや、中国の環球時報が「米中は第1段階の貿易合意に非常に近い」と伝えたことなどが投資家心理を改善させている。また、週末の香港区議会選挙で民主派が大勝利したことで、デモは収束に向かい、より平和的な展開への期待感も株式市場をフォローしている模様。さらに中国政府が知的財産権の侵害に対する罰則を強化すると発表したこともサポート。

NYダウ

米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前週末比190ドル85セント(0.7%)高の2万8066ドル47セントと5営業日ぶりに過去最高値を更新した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が112.60高の8632.49、S&P500が23.35高の3133.64。米中貿易協議の行方に一喜一憂する中、きょうは期待感が高まっている模様。週末にオブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が、「年末までに中国と第1段階の合意に達する可能性は依然としてある」との認識を示したことや、中国の環球時報が「米中は第1段階の貿易合意に非常に近い」と伝えたことなどが投資家心理をサポートしているようだ。また、さらに中国政府が知的財産権の侵害に対する罰則を強化を発表したことや、週末の香港区議会選挙で民主派が大勝利したことで、デモが収束に向かい、より平和的な展開への期待感も株式市場をフォローしている模様。

NY貴金属

ニューヨーク金は下落、銀は続落。終値の前日比は、金が6.8~6.2ドル安、中心限月の2月限が6.7ドル安、銀が11.7~10.4セント安、中心限月の3月限が11.7セント安。金2月限は下落。時間外取引では、米中の通商協議の合意が近いと伝えられたことを受けて軟調となった。日中取引では、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高や株高を受けて戻りを売られた。米中の貿易協議が進展するとの観測が広がり、相対的に安全資産とされる金先物には売りが出た。銀3月限は、金軟調やドル高を受けて売り優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の2020年1月物は前週末比0.24ドル高の1バレル58.01ドルで取引を終えた。米中貿易協議で焦点の知的財産権の保護で、中国が譲歩したと伝わった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.24~0.25ドル高。その他の限月は0.04~0.32ドル高。米中通商協議について、オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が、「年末までに中国と第1段階の合意に達する可能性は依然としてある」との認識を示したことや、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報が「米中は第1段階の貿易合意に非常に近い」と伝えたことが相場を支えた。ただ、年内の米中暫定合意の成立を含めつつ、協議は前進しているという趣旨の報道は続いているものの、中国側が要求している関税の段階的撤廃を米国側が受け入れ、第1弾合意に盛り込む可能性を伝える報道はみられない。具体的な内容の報道が乏しいことは相場の上値を抑えている。

シカゴコーン・大豆

コーンは上昇。終値の前営業日比は1.00セント~3.25セント高。中心限月の期近3月限は2.25セント高の380.75ント。大豆は期近の主要限月が続落。終値の前営業日比は4.50セント安~1.25セント高。中心限月の1月限は4.50セント安の892.50セント。コーン独自の新規の材料には乏しかったものの、大豆、コーンの収穫遅れが影響し、米国の小麦作付け面積が縮小するとの見方から小麦が大幅高となったことが買いを支援した。3月限は上げ幅を縮小して終了となったが、終値ベースでの380セント台を回復している。


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