朝刊:2019/11/28

感謝祭控えてもダウの勢い止まらず。前日42ドル高。ゴールドは反落。オイルは在庫の増加が重しで反落。

NY為替

本日のNY為替市場、米中貿易協議への楽観的な見方が広がる中でドル円は買戻しが強まり109.60円近辺まで上昇した。この日発表になった一連の米経済指標では、米GDPが上方修正されたほか、米耐久財受注が予想を上回ったことで、ドル円は買いが膨らんだ。特に米耐久財受注が、米製造業が低迷から脱する可能性を含んだ内容だったことは心強かったようだ。 一方、ロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで下落した。英国時間16時時点では、前日の同時点に比べ0.0020ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0990~1000ドルだった。米中協議は進展が見られているようだが、そろそろ具体策が欲しいところのようだ。市場では年内の合意は難しいかもしれないが、12月15日の中国製品に対する追加関税は延期されるとの見方が有力視されている。その辺を確証づける何かが欲しいところではある。ただ、明日の感謝祭休暇と翌日のブラックフライデーを控えて、市場参加者も手控えムードが広がる中、オプション市場ではボラティリティが下げており、ドル円の1ヵ月物は4月以来の水準まで低下していた。

NYダウ

米株式相場は4日続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比42ドル32セント(0.2%)高の2万8164ドル00セントと、3日続けて過去最高値を更新した。米中貿易協議の進展期待が相場を支えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が57.24高の8705.18、S&P500が13.11高の3153.63。米中貿易協議に対する楽観的な雰囲気は依然として続いており、株式市場はサポートされている。トランプ大統領はきのう、米中は長期に渡る貿易問題を取り除く取引の「最終的な苦境」にあると述べた一方、香港のデモに対する米国の支援も強調していた。きょうはGDP改定値や耐久財受注、そして、PCEデフレータなど個人消費のデータが発表になっていたが、GDPは在庫が寄与し上方修正されていた。一方、耐久財受注は予想を上回り米製造業が低迷から脱する可能性を含む心強い内容となり、株式市場も取引開始後にポジティブな反応を見せていた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が6.9ドル安~変わらず、中心限月の2月限が6.6ドル安、銀が13.4セント安~変わらず、中心限月の3月限が13.3セント安。金2月限は反落。時間外取引では、米中の通商協議に対する期待感などを背景にドル高に振れたことに上値を抑えられた。日中取引では、米国内総生産(GDP)の上方修正などを受けて売り優勢となった。米中貿易協議に対する楽観が広がり、実物資産の裏付けがあってリスク回避時に買われやすい金先物の重荷となった。外国為替市場でドルが対主要通貨で上げ、ドルの代替資産として逆の値動きになりやすい金が売られた面もあった。銀3月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では1463.9~1469.1ドルのレンジで推移、前日比2.9ドル安の1464.5ドルとなった。2月限は、高寄りしたのち、ドル高などを受けて戻りを売られた。トランプ大統領が、米中の通商協議について、第1段階の合意が近いとの見方を示したことが圧迫要因になった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTIで期近の2020年1月物は前日比0.30ドル安の1バレル58.11ドルで取引を終えた。原油在庫が予想に反して増加し、需給の緩みを警戒した売りが出た。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.30~0.27ドル安。その他の限月は0.47~0.02ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことが重しとなった。米原油生産量は日量1290万バレルまで拡大し、過去最高を更新した。製油所稼働率は前週比0.2%減の89.3%と伸び悩み、原油在庫の取り崩し圧力は高まらなかった。9月以降、原油在庫は増加する傾向にある。ガソリン在庫が急増し、留出油の在庫の減少が一巡したことも圧迫要因。米中通商協議の進展期待は引き続き下値を支えた。来月15日に米国は新たな対中関税を発動させる予定であるほか、第1段階の通商合意の成立時期は依然として不透明だが、警戒感は高まっていない。

シカゴコーン・大豆

コーンは続落。終値の前営業日比は5.25~1.75セント安。中心限月の期近3月限は5.00セント安の373.25ント。大豆は軒並み続落。終値の前営業日比は3.75~2.25セント安。中心限月の1月限は2.25セント安の882.00セント。大豆の軟調な足取りと南米生産国で今週に入ってから降雨が続き、生育環境が改善されていることが弱材料となって売り優勢で運ばれた。サンクスギビングデーの休場前で玉整理のための売りが入ったことも重石となり、3月限は9月12日以来の安値まで下落。そこからの戻りも浅いまま安値圏で終了。


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