朝刊:2019/12/02

米国株式市場は休み明けで反応鈍し。ダウは前日比112ドル安。ゴールドは米中貿易協議不透明感から反発。オイルは大幅続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小反発し、祝日前の27日に比べ15銭円高・ドル安の1ドル=109円35~45銭で取引を終えた。米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが先行した。NY時間の午後に入ってドル売り円買いの動き。ロンドン市場からドル高が進んでいたが、目立った材料が出たわけではなく、週末を前に調整が入る展開に。北米市場は一応開いているものの、株式・債券市場が短縮取引、為替市場も昨日の感謝祭から休暇に入ってる投資家が多く、取引は閑散。ある程度の値動きはあるが、方向性は見られず、目立った材料もない中で売り買いに合わせた振幅に。米株は総じて軟調。月曜日から水曜日まで3連騰となっており、史上最高値を超える動きを見せたが、祝日を挟んで週末を前に一旦ポジション調整の動きに。変化率はダウ、ナスダックともに0.5%以下で限定的な動き。

NYダウ

米株式相場は5営業日ぶりに反落した。ダウ工業株30種平均は感謝祭前の27日と比べて112ドル59セント(0.4%)安の2万8051ドル41セント(速報値)で終えた。昨日は休場、月曜日から水曜日にかけて毎日上昇し、史上最高値を超える展開となっていたところから、若干の調整が入った。昨日が感謝祭、今日も週によっては祝日で、そうでない州でも休暇を取る人が多い日となっており、取引参加者が少なく、動きは限定的に。 終値の前日比は、ナスダック総合指数が39.70安の8665.47、S&P500が12.65安の3140.98。ダウ30種平均は23種が値を落とす展開に。一方で1%を超える下げを記録したのはダウインクとホームデポのみで総じて小幅安に。上昇した7社は最大でも0.51%高のウォルマートと、総じて小幅高。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が11.9~12.2ドル高、中心限月の2月限が11.9ドル高、銀が4.9~6.1セント高、中心限月の3月限が 5.1セント高。米中貿易協議の先行き不透明感から米株相場が下落し、リスク回避の際に買われやすい金先物に資金が流入した。外国為替市場でドルが主要通貨に対して売られたのも、ドルの代替投資先とされる金先物の買いを誘った。時間外取引では、米国の感謝祭明け待ちムードの中、小高く推移。日中取引では、28日にトランプ米大統領が「香港人権・民主主義法案」に署名したことを受け、米中貿易協議の不透明感から買い優勢となった。中国が米国の香港人権法に対する報復措置を検討していることが報じられたこともあり、中盤から後半の取引で一段高となり、1470ドル台を回復して引けた。2ケタ高で引けたが、短縮取引のため、出来高は前日の半分程度にとどまったもよう。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は大幅に続落した。WTIで期近の2020年1月物は前営業日の27日に比べ2.94ドル(5.1%)安の1バレル55.17ドルで取引を終えた。終値の前営業日比は期近2限月が2.94~2.91ドル安、その他の限月は2.87~1.75ドル安。中心限月の1月限は2.94ドル安の55.17ドル。 短縮取引の中、おおむね欧州の時間帯までは、米サンクスギビンクデー(感謝祭)と土日の谷間の取引で閑散もみ合いで終わるとみられていたが、米国の時間帯に入ると、一転して崩れる展開となり、ほぼ一方的な棒下げとなった。下落場面では、中国が米国の香港人権法に対する報復措置を検討していることが報じられたことで、米中貿易交渉に対する不透明感が増したことや、イラクの首相が辞意を表明したことも同国の反政府デモが鎮静化するとの見方から売り口実となった。また、騰勢の続いた米株が月末の利食い売りに下押されたことも、リスクオフの動きに傾けた。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近から急反発。終値の前営業日比は0.25~8.50セント高。中心限月の期近3月限は8.00セント高の381.25セント。大豆は総じて続落。終値の前営業日比は5.25セント安~変わらず。中心限月の1月限は5.25セント安の876.75セント。短縮取引の中、大豆は米中懸念でさらに崩れたものの、米プレーンズの寒波で小麦が再び急伸したことに追随高となった。また、このところ売り込み型となっていたこともあり、直近安値を下回らなかったことで、週末や月末の買い戻しが入りやすくなり、これが上げ足を加速する結果となった。


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