朝刊:2019/12/05

200ドル越え一時反発しダウはしっかり。前日比146ドル。ゴールドはウイグル人権法案可決も反落。オイルは続伸。

NY為替

NY為替市場は前日のリスク回避の動きが一服する中、ドル円は買い戻しが強まった。この日発表の米経済指標が弱い内容だったこともあり、ドル自体は軟調な動きも見られたものの、円安の動きがドル円を押し上げた。きのうはトランプ大統領の発言で米中貿易協議に警戒感が強まり、市場にはネガティブな雰囲気が強まっていた。しかし、きょうはブルームバーグの報道を受け逆の雰囲気となった。ロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで大幅に続伸した。英国時間16時の時点では、前日の同時点と比べて0.0110ドルのポンド高・ドル安の1ポンド=1.3100~10ドルだった。ブルームバーグは関係者の話として、「米中は第1段階の合意に盛り込む関税の巻き戻し幅で一致に近づいている」と報じている。トランプ大統領の米中合意を急がない姿勢は交渉の行き詰まりを意味すると受け取られるべきではない。大統領の3日の発言はその場の思い付きだ」と伝えた。「残る問題は、米農産品の購入保証や具体的にどの関税を巻き戻すのかなどについてだ」という。米株式市場でダウ平均が一時200ドル超反発し、米国債利回りも前日の下げを取り戻す中、ドル円も買い戻しが強まった格好。一時108.95円付近まで上昇し、200日線に顔合わせした。ただ、きょうのところは、その水準には慎重な面も見られ、明日以降に回復できるか注目される。

NYダウ

米株式相場は4営業日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は前日比146ドル97セント(0.5%)高の2万7649ドル78セントで終えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が46.03高の8566.67、S&P500が19.56高の3112.76。 きのうはトランプ大統領の発言で米中貿易協議に警戒感が強まり、ダウ平均は一時400ドル超下落するなどネガティブな反応を見せていた。しかし、きょうはブルームバーグの報道で、その逆の雰囲気となった。ブルームバーグは関係者の話として、「米中は第1段階の合意に盛り込む関税の巻き戻し幅で一致に近づいている」と報じた。トランプ大統領の米中合意を急がない姿勢は交渉の行き詰まりを意味すると受け取られるべきではない。大統領の3日の発言はその場の思い付きだ」と伝えた。「残る問題は、米農産品の購入保証や具体的にどの関税を巻き戻すのかなどについてだ」という。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が4.3~4.0ドル安、中心限月の2月限が4.2ドル安、銀が34.5~32.3セント安、中心限月の3月限が33.2セント安。金2月限は反落。時間外取引では、米下院でウイグル人権法案を可決し、中国が強く反発したことなどを受けて堅調となったのち、米中の通商協議で第1段階の合意に近づいていると伝えられたことを受けて上げ一服となった。日中取引では、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高を受けて売り優勢となった。米中貿易協議を巡り、第1段階の合意が先送りされるとの懸念が和らいだ。米主要株価指数が上昇し、相対的に安全資産とされる金先物は売りが優勢となった。銀3月限は、金の上げ一服やドル高を受けて売り優勢となった。ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では1478.2~1489.9ドルのレンジで推移、前日比1.1ドル安の1483.3ドルとなった。2月限は、安寄りしたのち、米下院でウイグル人権法案を可決し、中国が強く反発したことなどを受けて堅調となり、11月7日以来の高値1489.9ドルを付けた。その後は、米中の通商協議で第1段階の合意に近づいていると伝えられたことを受けて上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続伸した。WTIで期近の2020年1月物は前日比2.33ドル高の1バレル58.43ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が2.31~2.33ドル高。その他の限月は0.50~2.22ドル高。関係筋の話として、第1段階の米中通商合意に盛り込む関税の巻き戻し幅で合意に近づいていると伝わったことが期待感を高めた。ブルームバーグが報道した。トランプ米大統領が第1弾合意の期限はないと語ったことについて、この関係筋は協議の行き詰まりを意味しないとし、その場の思いつきであるとした。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、拡大を続けていた原油在庫は減少し、足元の需給は改善した。製油所稼働率が91.9%と今冬の最高水準となっており、原油消費量が拡大している。ただ、米原油生産量は日量1290万バレルと、過去最高水準を維持。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続落。終値の前営業日比は3.25セント安~0.25セント高。中心限月の期近3月限は前日比2.75セント安の378.50セント。大豆は揃って続伸。終値の前営業日比は1.00~7.00セント高。中心限月の期近1月限は7.00セント高の878.00セント。大豆市場の堅調な足取りに追随して上昇する場面も見られたが、米国産コーンの輸出停滞やチャート面での弱さから売り優勢で運ばれた。380セントを割り込んでも買い戻す動きは乏しく安値に近い水準で終了。終値ベースで380セントを下回るのは11月27日以来。380.75セントで取引を開始した後は、380.00~380.75セントのレンジ内で高下し、その後の欧州の時間帯は小麦市場の堅調な足取りを手掛かりにした買いが見られ、383.00セントの高値を付けた。


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