朝刊:2019/12/10

ダウは4日ぶりの反落で前日比105ドル安。ゴールドはほぼ横ばいで若干安。オイルは上昇。

NY為替

本日のNY為替市場でドル円は108円台半ばでの狭い範囲での振幅となっており、様子見気分が強まっている。一方、ロンドン外国為替市場は英ポンドは対ドルで反発した。英国時間16時の時点では、前週末の同時点と比べて0.0050ドルのポンド高・ドル安の1ポンド=1.3150~60ドルだった。先週は米雇用統計が強い内容となったにもかかわらず、ドル円は上げを維持できなかった。米雇用統計はかなり強い数字で、米追加利下げ期待は完全に後退したにもかかわらず、109円も200日線も維持できずに失速したことで、上値での戻り売り圧力が強くなっている印象も受ける。今週は重要イベントが目白押しで、その前にロングポジションを調整しておきたいといったニーズが多いのかもしれない。ただ、108円台半ばの水準は維持されており、いまのところは下押しする動きまでは出ていない。重要イベントを確認したいといったところのようだ。そのイベントリスクだが、11日(水)にFOMC結果発表、12日(木)に英総選挙とラガルド総裁初のECB理事会、そして、15日(日)の対中追加関税の期限に向けての米中協議も山場に入るものと思われる。FOMCやECB理事会はさほど大きないインパクトはドル円に与えないであろう。むしろ、英総選挙と米中貿易協議といった政治イベントがドル円の方向性を決めそうだ。

NYダウ

米株式相場は4営業日ぶりに反落した。ダウ工業株30種平均は前週末比105ドル46セント(0.4%)安の2万7909ドル60セントで終えた。対中制裁関税「第4弾」の全面発動が15日に迫り、買いを手控えるムードが強かった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が34.70安の8621.83、S&P500が9.95安の3135.96。先週末は強い米雇用統計を受けて300ドル超上昇した。さすがにきょうは今週の重要イベントを控えて上げ一服となっている模様。市場からは、先週末も売り圧力が結構あったものの、買いの勢いを覆すだけの強さはなかったとの声も聞かれる。市場では、来年の景気に対する楽観的見方も増えつつある中、もう一段の上値期待を高めている模様。今週の重要イベントだが、11日(水)にFOMC結果発表、12日(木)に英総選挙とラガルド総裁初のECB理事会、そして、15日(日)の対中追加関税の期限に向けての米中協議も山場に入るものと思われる。それぞれの結果を確認したい雰囲気が強まっているのかもしれない。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続落、銀は小反発。終値の前日比は、金が0.2ドル安~1.4ドル高、中心限月の2月限が0.2ドル安、銀が4.0~5.1セント高、中心限月の3月限が4.6セント高。金2月限は小幅続落。時間外取引では、中国の輸出が予想外に減少し、株安に振れたことなどを受けて押し目を買われた。日中取引では、ドル高などを受けて上げ一服となった。市場予想を上回る11月の米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きにくくなるとの見方から、金利が付かない資産である金の投資妙味が薄れた。外国為替市場ではドルが主要通貨に対して買われ、ドルの代替投資先とされる金先物の売りを誘った。 銀3月限は金堅調につれ高となったが、日中取引のドル高を受けて上げ一服となった。ニューヨーク金2月限は小幅続落。時間外取引では1463.0~1469.3ドルのレンジで推移、前日比4.1ドル高の1469.2ドルとなった。2月限は、安寄りしたのち、株安などを受けて押し目を買われたが、戻りは売られて上げ一服となった。欧州時間に入ると、株安を受けて地合いを引き締めた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は上昇した。WTIで期近の2020年1月物は前日比0.77ドル高の1バレル59.20ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.18ドル安。その他の限月は0.14ドル安~0.09ドル高。米中通商協議を巡る警戒感が相場を圧迫した。米国は第1弾合意がなければ今週末15日に対中関税を強化する構えであり、警戒感が高まっている。中国はこれまでの敵対的な関税の段階的撤回を合意に含めようとしている反面、米国はこれに消極的であり協議が難航している。パーデュー米農務長官が今週末の対中関税が発動される可能性は低いと述べたものの、トランプ米大統領の判断待ちであり、あまり材料視されなかった。8日に発表された11月の中国貿易統計で、輸出が4ヶ月連続の前年割れとなったことは中国や世界経済に対する逆風が強まっていることを示唆した。ただ、輸入は4月以来の前年比プラスとなり、改善の兆しが見られた。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは小幅安。終値の前営業日比は1.25~0.75セント安。中心限月の期近3月限は前日比1.00セント安の375.75セント。シカゴ大豆は揃って続伸。終値の前営業日比は4.75~8.00セント高。中心限月の期近1月限は7.75セント高の897.25セント。週間輸出検証高が前週より増加したことや、大豆高が支援材料となったが、決め手を欠き売り優勢。10日に需給報告を控えて仕掛け難。3月限のこの日の取引レンジは375.25~378.25セントの3セントと狭く、様子見ムードの強さを窺わせる足取りとなった。375.75セントで取引を開始した後に378.25セントの高値まで上昇したが、その後、軟化。欧州の時間にかけて値を落として376セントを割り込んだ後、シカゴの時間帯序盤に375.25セントの安値を付けた。


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