朝刊:2019/12/13

米中貿易協議の進展を好感されダウは220ドル高。ゴールドはFOMCの余韻残り反落。オイルは反発。

NY為替

本日のNY為替市場はドルの買い戻しが強まり、ドル円は109円台を回復。トランプ大統領の発言がきっかけとなったようだ。大統領は「中国との大きな取引に非常に近づいている。彼らはそれを望んでおり、私たちもそうだ」と述べていた。一方、ロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで4営業日ぶりに反落した。英国時間16時の時点では、前日の同時点と比べて0.0050ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.3120~30ドルだった。また、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として、米国側の関税引き下げ案は3600億ドルの中国輸入品が対象と伝えていたこともフォローとなっている模様。3600億ドルの中国輸入品に対して、最大50%関税を引き下げる案を提示しているという。この提案は5日間で作成されたものだと伝えていた。 更に終盤に入って今度はブルームバーグが関係者の話として、米交渉担当者は中国と原則合意しており、トランプ大統領の署名を待っていると報じたことで、堅調な動きが続いている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比220ドル75セント(0.8%)高の2万8132ドル05セントで終えた。米中の貿易協議が進展し、「第1段階」で原則合意したとの報道を受け、投資家心理が改善した。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が220.75ドル高の2万8132.05ドル、ナスダック総合指数が63.27高の8717.32、S&P500が26.94高の3168.57。米中貿易協議や英選挙を控えて結果待ちの雰囲気が強い中、寄り付きは売り先行で始まったものの、トランプ大統領の発言で急速に切り返した。大統領は「中国との大きな取引に非常に近づいている。彼らはそれを望んでおり、私たちもそうだ」と述べている。これまでよりもやや強い口調だったこともあり、株式市場は敏感に反応した格好。また、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として、米国側の関税引き下げ案は3600億ドルの中国輸入品が対象と伝えていたこともフォローとなった模様。3600億ドルの中国輸入品に対して、最大50%関税を引き下げる案を提示しているという。この提案は5日間で作成されたものだと伝えていた。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は続伸。終値の前日比は、金が2.9~2.2ドル安、中心限月の2月限が2.7ドル安、銀が10.0~10.2セント高、中心限月の3月限が10.0セント高。金2月限は反落。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安を受けて高寄りしたが、ユーロの上げ一服に上値を抑えられた。日中取引では、ユーロ高を受けて11月7日以来の高値1491.6ドルを付けたのち、米大統領の中国との合意が近いとの発言を受けて上げ一服となった。米中の貿易交渉が進展するとの観測が広がり、実物資産の裏付けがあってリスク回避の際に売られやすい金の重荷となった。外国為替市場でドルが対主要通貨で買われ、ドルの代替資産とされる金の売りを誘った面もあった。銀3月限は、ユーロ高が支援要因となったが、金の上げ一服に上値を抑えられた。ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では1476.3~1480.4ドルのレンジで推移、前日比4.5ドル高の1479.5ドルとなった。2月限は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安を受けて高寄りしたが、ユーロの上げ一服に上値を抑えられた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の2020年1月物は前日比0.42ドル高の1バレル59.18ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.41~0.42ドル高。その他の限月は0.17~0.40ドル高。米中通商協議について、トランプ米大統領が中国との大きな合意にかなり近づいていると述べたことが相場を押し上げた。米中が第1段階の合意に達すると、景気見通しがやや改善し、石油需要の下振れ懸念が後退する。米中貿易交渉に関連する報道が相次いでおり、15日に予定されている対中関税の強化について米国は延期あるいは取り止めを検討していると伝わっているほか、3600億ドルの中国からの輸入品を対象に関税を引き下げる案が浮上しているという。ブルームバーグは関係者の話として、米中両国の協議担当者らは第1段階となる貿易合意の条件で一致し、トランプ大統領の承認を待つ段階に入ったと報道した。ロイター通信も、米中通商協議が第1段階の原則合意に達したと報道している。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは軒並み反発。終値の前営業日比は2.00~9.25セント高。中心限月の期近3月限は前日比6.50セント高の377.75セント。シカゴ大豆は揃って反発。終値の前営業日比は0.75~4.75セント高。中心限月の期近1月限は4.75セント高の898.25セント。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高報告にが強気な内容だったことに加え、USDAが大口成約を複数発表したことが買いを刺激した。3月限は12月4日以来初めて380セント台に達した後、上げ幅を縮小したが、この日の動きで前日の下落を相殺し、12月5日~10日間の取引レンジまで値位置を回復した。


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